丸山健二さんの小説『夏の流れ』を読んだときのような暗い気持ちになります。人が死ぬことを知っていてもしなければならない仕事がある。もちろんその仕事をしたほうがいい。辛いですけれどね。
願わくば、こういうケースでは今回と同様に、下流の人々にも生き延びるチャンスがいくらかでもあってほしいと思います。当初の発表では「午後5時」の予定でしたよね。それが4時間半も延びた(おそらく意図的にそうなるようにしたんでしょう)ことでチャンスは広がったと思います。
ダムがせき止めていた水を下流に流すということは、人が死ぬ可能性があるということです。
でも事前に通知は行われた。死なずに済んだ人だってきっといた。そのことで少しだけ安心します。
明日以降、緊急放流の結果がどうなったのかたくさん報道されるかもしれません。
人が死ぬというリスクを背負って、大勢の命を救う判断をしたこと、どのように受け止められるでしょうか。
大量の泥や水で家屋を失った人がインタビューを受けるかもしれません。
それを目の当たりにしてもなお、「次も緊急放流するべき」と理性を保てる人がどれくらいの割合でいるでしょうか。
ことが起こり、他人が自分の代わりに辛い仕事を引き受けてくれたあとで、「もう少しどうにかならなかったのか。私は憂えている」などと言うバカが一人もいませんように。
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相模川の城山ダムで緊急放流
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5824356
神奈川県は12日、台風19号による降雨のため、相模川の城山ダム(相模原市緑区、総貯水容量約6230万立方メートル)で緊急放流を実施すると発表した。城山ダムでの緊急放流は初めて。緊急放流により、相模川などの水位が急激に上昇し、流域で浸水などの大規模水害が発生する恐れがある。県は「すぐに命を守る行動を取ってほしい」と呼びかけている。
県は「激しい降雨のため、ダムに水をためられる限界量を超える恐れが強くなった」として、緊急放流を決めた。流入量とほぼ同量を下流に流す「異常洪水時防災操作」を実施することになる。県は「緊急放流が始まっても、放流した水が下流に到達するまでには時間があり、水位が直ちに上昇するとは限らないが、その後は大きく上昇することがある」としている。【木下翔太郎】
一方、国土交通省関東地方整備局は12日、荒川水系の二瀬ダム(埼玉県秩父市)と利根川水系の草木ダム(群馬県みどり市)で洪水の恐れがあるため、緊急放流を行うと発表した。二瀬ダムは12日午後10時ごろ、草木ダムは同日午後11時ごろから実施する。
当初、午後10時から緊急放流するとしていた利根川水系の川俣ダム(栃木県日光市)は小康状態に入ったため当面様子を見るという。
緊急放流は「異常洪水時防災操作」と呼ばれ、ダムにこれ以上水がためられないと想定された場合に、ダムへの流入量と同じ量の水を放流する。
【鈴木拓也】
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(超耳)
ダム以外の治水の効果がすごくよく働いてくれて、人的にも物的にも被害が小さい明日になるなら、いいなあと思います。
誰も悪くなくても人は死ぬし、「なんで自分だけ」という境遇の不幸を被る人はいるわけなんですけれど。事前にチャンスがあってくれたらと思います。たとえ狭き門でも、努力のしようがあるというのは、違うと思うのです。
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