ある国に、とてもとてもやさしい王様がいました。
この王様には、王様にさえ知らない秘密が隠されていました。
それは、神様だけが知っているはずでした。
この国に生まれた王様には、神さまからの特別な面会を許された日が3回あります。
子供の頃と、成人して大変忙しい頃。そして年老いた頃です。
神様が王様にプレゼントをします。これは、「7つの願い事叶える魔法」。
王様はそれを確か小さな頃に聞いたのですが、自分の願いが叶うなんて、実は信じなかったので、その秘密を忘れているというより無いも同じなのでした。
その日は、本当にいつの間にかやってきました。
ところが、王様の周りには沢山の欲張りな人々がいました。その魔法の約束をそのような人々はしっかりと聞きつけるものなのでしょう。どこでか微かにでも聞き分けしめしめと狙い始めました。
彼らは王様の叶う願い事を横取りしようと企みました。
優しい王様は、一生懸命暮らしていますから、願い事が叶う仕組みがあって、それを横取りされたなんて気が付きませんでした。
「王様王様、直ぐに素晴らしい行いをしましょうよ。国を幸せにするには、こんなことはどうですか?」みんな皆、王様に願いをおねだりすると、王様は「そうだねえ。」と言って一生懸命考えてくれて、「そうだったらいいねえ」と、一緒に願いを心に思ってくれて、言葉にして神様に伝えてくれるのです。
こうして、
どんどんどんどん、神様は、王様と周りの人々の願いを叶えて行きました。
王様は、それはそれは喜びました。
実は王様には心から神様にお願いしたいことはあったのですが、その願いはもう、7つを超えていたので、叶うことはありませんでした。
王様なのに、寂しい暮らしをしていました。
でも王様はいつも考えていました。人々の願いが叶ってよかったなあ。私の願いはその人々の少しの幸せを分けてもらえばいい。
私は幸せだ。人々の暮らしのすべてを聞くことができて、願いを聞くこともできる。
私の一番の幸せは、こうして人々心の中の中に暮らすことなのだから。
さて思い出してください。この優しい王様には、もう一度だけ約束された神様との面会がありますよ。
この王様ですが実は忘れたはずの秘密の約束を少しだけ思い出し始めました。
なぜって?だって言葉が現実になるのですもの。その鮮やかな様子を目の当たりにしたのですもの。何となく子供の頃に聞いた神様の言葉を思い出したのです。
さて
いったい、もう一度の約束を、どのように使うのでしょうね?
振り返ると、願いは心も体も強い誰にでも表現できるパフォーマーたちがどうやら使った様子です。王様はそれをちゃんと知っていますよね。
そして全体が幸せになるためにはどうしたら良いのかを、しっかりと世の中を見てきましたから、きっと深く広く考えていることでしょう。
楽しみですね。
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