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2018年10月23日20:13

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既視感

■「制御システム、自分で切った」運転士が供述 台湾脱線
(朝日新聞デジタル - 10月23日 12:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5343648

>地裁の報道官によると、運転士は審理の際、列車の速度を保つ安全装置「自動列車制御システム」のスイッチを「自分で切った」と説明。「車両の不調で列車が動かず、発車するために切った」という。

そう言えば…日本でもあったな。ATSが投入されて間もない頃。まだ装置の信頼性も低く現場も不慣れ、そして列車密度の高い重通勤線区などでは各種の制限信号を目視していながらそこに突っ込まざるを得ない状況では常に警報音が鳴りっぱなし、警報の意味がない状態になってしまっていたと聞く。

その御保安装置も改善されまた現場も慣れ信頼性も上がり現在では我が国では滅多なことは起きていないがそれでも過年遅延回復を意図して制限速度を超えてしまい脱線転覆衝突、100人以上の犠牲者を出した悲劇があった事はまだ記憶に新しい。

ネット上にも報道でも紹介された監視カメラの映像を見た感じでは、現場のカーブは半径600mにも満たない感じ。列車の速度がせめて90��/h以下なら何とか脱線せずに通過できただろうに140��/hとあっては直線区間でない限り安全に通過することは叶わなかっただろう。

元々台湾の鉄道は戦前日本の統治下にあった頃本邦の主導で建設されたから、旧鉄道省のそれに極めて似ている。てゆーか同規格だし、本邦のD51形SLそのまんまのDT-650形とか、C57形そのまんまのCT-270形なんてものもある位だ。

事故原因の調査はこれからおいおい行われるとして、やはり気になるのは何故その保安装置が切られていたのか?が最大のカギだ。

彼我の習慣の違いや戦後は直接の交流がないこともあり保安装置の規格や運用は本邦のそれとは異なろうが、たとえば本邦の鉄道車輛=主に旧国鉄〜JRの場合=だと、これをOFFにした状態では起動すらできない(尤も…それは過去に保安装置をオフにしていて事故になった事例がある為そう言う仕様にされたものだ)。

そしてその不具合が生じた際、たとえば車輛を予備のものと交換するって手は取れなかったのだろうか?

始発駅で運用開始する前、車輛基地からの出発前で異常が発生したならその時点で上長を通じて車輌交換ができた筈。

また運用途中で異常が発生した場合もそこで運転を打ち切り車輛を交換するなり乗客を他の列車に振り替えるなり手はあった筈。

或はそれが上申できない環境だったのだろうか?

其処は彼我の環境の違いがあるから一概に言えないが冷静且つ公平な視点での検証を行い再発防止に努めてほしい。必要であれば本邦鉄道界から人材を送って指導するって手もある。

末筆になったがこの事故で犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表しお悔やみとさせていただく。

台湾加油!
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