mixiユーザー(id:26450852)

2018年06月27日16:29

1047 view

『アウグスティヌス 神の国』から服部英次郎さんのことなど

先日、『岩波書店の新刊7月』にあった「岩波文庫一括重版」を見て、思わずジュンク堂書店大阪本店に予約の電話を入れてしまった。

そこには、服部英次郎・藤本雄二訳『アウグスティヌス 神の国』(一)〜(五)の記載がされていたからである。実は、この『アウグスティヌス 神の国』(全五巻)は持っていたが、今回の引越の際に古本屋に売ってしまったのである。

『アウグスティヌス 神の国』は、中世の神学者・哲学者が�猯鮖豊瓩鬚匹里茲Δ帽佑┐討い燭里�ということを考えるうえで、貴重な文献であり、またアウグスティヌスの『告白』に並ぶ主著でもある。それゆえに、手放した後、ずっと公開し続けてきた文献の一冊であった。

また翻訳をされた服部英次郎さんとは、一度京都の「西田・田辺哲学記念会」で恩師・原野栄二先生に「あの人が服部英次郎さんだ」と言われた記憶がある。そのとき、何人かの先生方が西谷啓治先生を取り囲んでお話をされていたので、今一つどなたが服部英次郎さんなのかということは覚えていない。

服部英次郎さんは、京都帝国大学文学部哲学科で山内得立先生に哲学史を学び、アウグスティヌスを中心とした中世哲学史の専門であった。神戸大学や名古屋大学、奈良女子大学、関西大学の教授を歴任された。

著作に『『西洋古代中世哲学史』(ミネルヴァ書房)や『アウグスティヌス』(勁草書房)がある。また岩波文庫のアウグスティヌスの「告白』も翻訳されているので、今回、『アウグスティヌス 神の国』と一緒に購入しようかと思ったりしている。

アウグスティヌスについては、わたしが大谷大学の学生だった頃、神戸大学の小浜善信先生が大谷大学の講師として「中世哲学史」を講じており、そのときに山田晶先生の『アウグスティヌスの根本問題』(創文社)の話を聞いたことを覚えている。そして小浜善信先生が日本における中世哲学史研究がアウグスティヌスやトマス・アクィナスといった�狎省��瓩療�学者研究に偏り、�狹貶��瓩療�学者の研究には及んでいない。こんこの日本における中世哲学研究の課題は�狹貶��瓩療�学者研究にあると話してくれたことを未だに覚えている。なので、アウグスティヌスの『告白』は山田晶先生訳しか持っていないが、これを機会に服部英次郎訳の『告白』も持っておきたいと考えている。

アウグスティヌスの『告白』に関して言えば、岩波書店の「書物だ錠」というシリーズに、松崎一平著『アウグスティヌス『告白』 〈わたし〉を語ること… 』というのもあるので併せて読んでみたいとも思っている。

『岩波書店の新刊7月』にあった「岩波文庫一括重版」にあった『アウグスティヌス 神の国』から服部英次郎さんや山田晶先生、そして小浜善信先生のことなどが懐かしく思い出されてきた。それはわたしが西洋哲学に対してギラギラと目をかが痩せていた頃の思い出なのである。

4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する