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2018年06月07日10:45

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儀式的にふるまおうとすると、それを破るように涙が込み上げてくるのです。

折々のことば:1129 鷲田清一

 儀式的にふるまおうとすると、それを破るように涙が込み上げてくるのです。
 (門脇健)

     ◇
 長い介護の後、老母を亡くしたご住職。湯灌(ゆかん)や葬儀の準備は淡々と、ときに家族みなで「和気あいあい」とできたのに、通夜の勤めや弔問客に挨拶(あいさつ)をする段になって思わず慟哭(どうこく)する。身についた仕事は体も勝手に動く。その隙をついて、抑えていた感情が堰(せき)を切ったのか。人を失う悲しみは、日常に戻った時にじわりと沁(し)みだす。大谷大学の「哲学科教員ブログ」(5月8日)から。
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今月4日の朝日新聞朝刊に掲載されていた鷲田清一氏の「折々のことば」に、�猝舅瞳鬮瓩箸いΑ△箸討皺�かしい名前を見つけた。

門脇健さんと出会ったのは、わたしがまだ大谷大学大学院博士後期課程三回生の頃であった。門脇さんは、大谷大学第二研究室の特別研修員として一年間だけ勤められたことがあった。

門脇さんは、京都大学文学部哲学科宗教学専攻を卒業後、なんと四年をかけて京都大学大学院に入学された。つまり四回も京都大学大学院を落とされたということである。そのことは、京都大学でも有名な話となっているらしいのだが、その話を聞いて、京都大学大学院に入学するということがいいかに難関なことなのかということ、そしてその京大大学院を四年間も受験し続けた門脇さんの�狹�学への情熱�瓩箸いΔ海箸魎兇玄茲辰討い拭�

門脇さんの研究テーマは、「ヘーゲルとハムレット」というもので、ヘーゲルの『精神現象学』か『美学』あるいは「芸術論」からヘーゲルにおけるハムレット論を論点にしながら、ヘーゲル哲学における�猩族鬮瓩劉狹�学的意味�瓩鮃融,靴茲Δ箸垢襪發里任△辰拭�

門脇さんの論文は、京都大学文学部哲学科宗教学研究室が中心に編纂している学術雑誌『宗教哲学研究』や京都大学哲学会が編集している、あの『哲学研究』にも掲載されていた。

わたしは、大学院博士後期課程に入学後、大谷大学内の西哲・倫理学会や大谷大学哲学会等で研究発表の機会を与えていただき、大学院生として�狎嫻き瓩魏未燭垢海箸�できたのであるが、わたしがカントの『実践理性批判』の「弁証論」について�犲汰�理性の弁証論�瓩箸いΡ虧椶埜Φ翦�表をしたとき、門脇さんが質問をしていただき、わたしの拙い研究発表の場を学術的に盛り上げていただいたことを覚えている。

その後、門脇さんは福井県の高専の助教授として大谷大学を離れられ、わたしが大谷大学から離れたのみ、再び大谷大学文学部哲学科宗教学分野専攻の専任講師として赴任されることになった。

その後、わたしが大谷大学を離れ、民間企業に勤めるようになっても、何度か大谷大学哲学会の会合に顔出しをしていた。そのときに門脇さんといろんな話をさせていただいたことを思い出した。

鷲田清一氏の「折々のことば」にある、
�犁啓暗�にふるまおうとすると、それを破るように涙が込み上げてくるのです。��
という言葉に触れたとき、わたしには、老母を亡くされ、告別式で挨拶をする段になって�犹廚錣斎嶝�(どうこく)する�疚舅討気鵑了僂�目に浮かぶ思いがしたのである。

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