先日、整形外科クリニックに行った際、クリニック内で補装具の業者の担当者と顔を合わせる。わたしの車椅子を斡旋、発注してくれている担当者である。
その担当者は、
「車椅子は来週ぐらいにはお渡しすることができると思います」
と、言ってきたので、
「あの車椅子で一人で動けるようになったら、再就職を考えているのですが」
と、わたしは担当者にそう尋ねてみた。
というのも、車椅子を斡旋してもらう時は、全く再就職のことなど考えていなかったかだ。
そうすると、その担当者は
「大丈夫ですよ」
と、笑顔で言ってくれた。
「一応、院長のサインも必要になりますし、乗り心地なんかの確認でやはり院長の診察も受けてもらいます」
とのことであった。
帰る車椅子を押してくれているヘルパーさんが
「働き始めると、もうわたしたちは必要ないということになるのですかね」
と、少しさみしそうに言われた。
「いや、そんなことはないと思いますが、とにかくヘルパーさんのお世話になったのは今回が初めてのことなので、わたしにもどうなるのか、わからないのです」
通勤はヘルパーさんの支援は受けられなくなっている。だから一人で通勤しなければならない、当たり前のことだが。しかしわたしが会社勤めをしていた頃、わたしは車椅子の障害者で通勤をしている人を見たことはない。マイカー通勤なのだろうか。では、マイカーをもたない車椅子障害者はどうしているのだろうか。
これも気の早い話であるが、しかしすべてはわたしの勤務時間や週休何日になるのかで変わってくるのだ。まずは自分で車椅子を乗りこなすところからはじめなければならない。
そのためにはやはり携帯電話、いやスマホが必要になってくる。スマホの練習もしなければと考えている。しかしすべては車椅子が来てからのことなのである。
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