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2016年09月01日05:44

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他人事とは思えない悲劇

■高齢者施設に9人の遺体、大雨で土砂流入 岩手・岩泉
(朝日新聞デジタル - 08月31日 11:15)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4169285

何とも痛ましい災害である。まずは犠牲になった方々に謹んで哀悼の意を表す。
詳しい事情は今はまだ報道される限りでしかわからないのであれこれ言うのはおこがましいかも知れないが、同じく高齢者介護の仕事で碌を食み業界の末席を穢すものとしてとても他人事とは思えないのだ。

入居者9人はグループホームなら最大定員であり何の問題もない。日中なら少なくとも3人以上の職員がいるがこの時は1人。と言っても介護施設の夜勤者は100人以上収容できるような大規模な施設であっても数人、ましてこの規模なら1人が定員だ。施設が被災したのは恐らく夜勤者1名のみの時間帯、そして殆どの利用者さんが白河夜船と熟睡している深夜帯ではなかろうか?

グループホームの利用者さんは認知症はあっても比較的自立度が高く自分の足で歩ける人が多いが車椅子の人も中にはいたりする。そう言う人がベッドから車椅子に移るには職員の介助が必要なケースも少なくない。そう言う人が1人でもいればそこに手を取られてしまい他の人を誘導するのが遅れかねない。

もっと早く避難出来ていれば…しかし土砂降りが霞んでしまうほどの激しい豪雨の中屋外に出よというのが酷な話。建物の中に留まらざるを得なかったのだろう。或いは安否確認も含めて利用者さん達を居室から広間に集めていたところに洪水が襲いあっという間に全員を飲み込んでしまったのか?

犠牲者は全員入居の利用者さんらしいがでは一人いたはずの職員は?他の方の日記によるとどうやら洪水に巻き込まれ川に流されたものの救助されたらしい。一命をとりとめたのは不幸中の幸いではあろうがしかし、目の前で日々接していた利用者さん達が流され助けることができなかった悲しみ苦しみ…その心中は察するに余りある(もし同じ状況に追い込まれたらオレだったら精神錯乱してしまいそうだ)。

*後の報道によれば、その職員とはこの施設の女性施設長さんで片手で柱につかまりもう片方の腕で男性の利用者さんを抱え必死に支えていたとのこと。濁流の中で身を挺して利用者さんを守ったのだが、その努力もむなしく利用者さんは彼女の腕の中で息絶えてしまったとか…何とも痛ましくそして悲しく惨たらしい話である。施設長さんの心中を思うと落涙を禁じ得ない。

今にして思えば、後になって検証すれば、ああすりゃ良かったこうすりゃ良かった…って場面は色々出て来よう。

もしこの施設が平屋ではなく2階や3階があれば、上階に避難出来ていればここまでの犠牲は出さなくて済んだかも知れない。
(とはいえ2階以上あると職員はともかく利用者さんの移動が大変になる。平屋なら入居者全員が顔を合わせやすいというメリットがある)

同じ敷地内に複数の施設があるならそちらに避難出来なかったのか?連絡通路は?
通路位はあっただろうがこの施設は平屋、となると勢い通路は地平になる。となると資材機材搬出入或は入居者家族の面会並びに職員の通勤等でクルマが出入りする際その通路と交差する場所には壁は作れないからここは水浸しになって通路としての役目を果たせまい。

折角晩節を穏やかに暮らそうとしていた人々がこんな形で人生の終止符を打たざるを得なかったとはあまりにも惨い話である。
(そう言えば…もう7年前だが同じように土石流が高齢者介護施設を襲い多くの犠牲者=確か17人=と出した事例が我が県にもある。当時はまだこの業界にはいなかったがその日は本来なら当時の職場の業務命令で本社へ出張する段取りだった。しかし本社周辺が停電でパソコンが使えず事務作業が出来ず出張が取りやめになった。そのおかげで命拾いしたのだ。と、言うのも当時勤めていた支社から本社へ行くルートだった幹線国道が丁度その被災現場を通っていて実際土石流はその幹線国道にも容赦なく襲い掛かり何台ものクルマが巻き込まれていた。もし予定通り出張していたら?社用の軽ワゴンでそこを通りかかって土石流に巻き込まれていた。フルサイズの大型トラックが抗う術無く押し流されひっくり返される土石流を喰らっては、660�佞糧▲錺乾鵑覆匹劼箸燭泙蠅發覆ぁ�そこで人生が終わっていただろう)

過去の事例も含めて冷静な検証を行い災害は防げなくてもせめて人的被害を出さないようにするのはどうしたら良いのか?有効な対策が取られることを期す。またそれが唯一犠牲者への供養となろう。

末筆ながら改めて犠牲者に哀悼の意を表しお悔やみとさせていただく。
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