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2016年06月10日11:59

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一つ重大な視点が必要だ。

連合軍による裁判は、連合軍が描いたシナリオを正当化する裁判だということは知られている。
信じる人もいれば信じない人もいるし、それについてどうこう言うつもりはない。
ただ、少なくともこの時点で、日本が朝鮮を人道的に踏みにじっているのだという認識を、
米軍が持っているのがその例だ。

これは少なくとも、尋問などにより判明している事実とは一部異なるのは、
単純にこの記事の中からでも拾うことができる。
一方で、炭鉱などで朝鮮人や台湾人、沖縄出身者が、
本土出身者よりも過酷な扱いを受けたという主張は複数あって、
一定の事実ではないかと思われる。
というか厳密には、本土内でも地方差別はあり、
それを知っている陸軍は、同郷同士で部隊を組んだ。

連合軍によるシナリオと、その押し付けの例はもっと大規模にあり、
個人的な収集では、例えばナチスによるユダヤ人虐殺は、おそらく嘘だと思われる。
もちろん、ドイツが管理する施設での大量死は存在し、
ドイツがユダヤ人を収容したのは事実だ。
しかし、それらを意図的にガスで殺すようなことはしていないのではないか。

この辺りの切り分けを短い文章の中で誤解なく説明するのは非常に難しい。
例えば、一部の死刑囚がガスを使った処刑を適用された可能性はあるし、
平時であれば罪に問われないような人間が、罪に問われ殺害されたという問題は
当然ながら存在するだろう。
ここで言いたいのは、不特定多数の一般人の衣服を剥ぎっとって部屋に詰め込み、
頭から青酸ガスをぶっかけて虐殺するような真似はしていないだろう、という話だ。

この手の話は、実は当時の「捕まっていないユダヤ人」の間でまことしやかに囁かれていたもので、
その代表がアンネの日記である。
多くの人の印象とは裏腹に、あれは虐殺の記録ではなく、
思春期少女の日記で、オープンな欧米人らしく、自慰ネタまで書かれている類のものだ。
その中で、噂話として収容所の虐殺が登場するのである。

マクロな証拠を示せば、ユダヤ人収容計画である、
ナチスドイツの東方移住計画に虐殺の話はなく、
むしろイスラエルのような新天地をユダヤ人に与える計画になっている。
当時共産主義であったソ連と、金融を牛耳るユダヤ人(実態に即していないが)は
仲が悪かったため、ドイツとソ連の中間にユダヤ人の居住区を作ることで、ソ連に対抗する計画だ。
したがって、「3日で全員死ぬ」施設には不似合いなほどの都市機能が
アウシュヴィッツには備わっており、戦争期間中に結婚と出産の記録が多数ある。
ミクロな証拠では、青酸ガスによる死体が「一切」見つかっておらず、
川に流したとされる数百万人分の遺骨、あるいはその灰も見つかっていない。

ユダヤ人は2000万人ほどいたと考えられるが、
戦後の統計では100万人ほどしか減っていない。
100万人というと壮絶な数字だが、戦禍による散逸と、ソ連による虐殺を考慮すると、
数百万人規模のホロコーストが介在する余地はないように見える。
ソ連では1000万人の戦死者と、1000万人の時刻による虐殺被害者(推定最大値だが)、
ドイツでは250万人の戦死者が計上されている、まさにその地域が舞台なのだ。
しかし、戦後の裁判で確定したのは、600万人の虐殺被害である。

ここで言いたいのは、虐殺の有無ではない。
掘り出すことができる事実に反して、
ある噂が先行し、その噂に乗った連合軍によって、その形が確定し、
さらにそれを信じる人々が多数である、という社会が実現する、
という「可能性」の話だ。

冒頭に戻ろう。
米軍はこのときすでに、日本による「朝鮮蹂躙」のシナリオを疑惑として持っていた。
しかし、この尋問でわかるように、その一部は正しくなく、
日本の場合は戦後裁判でもその認定はされなかった。
が、そのシナリオを蒸し返したい人々もいるし、
信じたくない人もいる、ということは重要だ。
強調したいのは、「したい人」「で、あって欲しい人」が存在するということだ。
これは、記事のコメント欄を見ても思うことだ。
事実に対して、敵も味方もないはずだ。

もし我々が冷静を気取るのであれば、
物事に良さげな解釈をつけることではなく、資料に向き合う目が必要だ。


朝鮮人捕虜 米の尋問調書発見
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4036000



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