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2016年04月09日22:33

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映像鑑賞日記「劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン」

主要都市の公開から遅れること、遂にここ大分でも劇場版ウルトラマンXが公開されたので、早速見てきた。
ウルトラマンXファン、いや特撮ファン必見の大満足の映画になっていて、かなり見応えがあった。
今回の映画、怪獣映画から離れてしまった特撮ファンをもう一度怪獣映画に戻ってきて貰うようにすると言う意図があって作ったと監督もインタビューで答えていたが、映画を見たらなるほどと言った感じだった。
前半、早々にエックスが敵怪獣のサイゴーグの攻撃によりエクスデバイザーが腐食してしまい大地が変身不能に陥ってしまう。
そうなると、ウルトラマンがいない今戦うべきは防衛チームXIOと言うことになる。
このXIOとサイゴーグとの攻防戦が怪獣映画その物のノリなのだ。
神殿から消えた青い球を破壊するために街に繰り出し大暴れするサイゴーグ。
迎え撃つXIOは量産したマスケッティやサイバーゴモラなどを用いて戦う訳だが、この展開が本当に熱く手に汗握った。
TV本編ではXIOの兵器としてあまり使われなかったサイバーカードもここでは大活躍。
サイバーエレキングカードを使ったエレキング・エナジーシールド、サイバーゼットンカードを用いたゼットンレールキャノン、サイバーレッドキングカードを用いたレッドキング徹甲弾などなど・・・。
サイゴーグには苦戦するも、かなり善戦してたと言っても良いだろう。

後半はもちろんウルトラマンエックスが復活してティガ、初代マン、XIOと共にゴーグ怪獣軍団とのバトルに突入。
各ウルトラマンにXIOの戦闘機がそれぞれ付いて各怪獣と戦うシーンも熱いの一言。
サイゴーグはアントラーとファイヤーゴルザを複製してウルトラマン達に立ち向かう訳だが、その対戦カードはと言うと、エックスの相手はサイゴーグ、初代マンはファイヤーゴルザ、ティガはアントラー。
普通なら初代マンとアントラー、ティガとゴルザと戦わせるなど因縁の対決をさせる物だが、敢えて逆に選んだのが意外だ。
それでも、ティガの対戦相手をアントラーと組ませることにより、ティガの各タイプチェンジを有効に活用していたのが流石と言った感じだった。
飛行するアントラーに対してスカイタイプで迎え撃ち、離陸したらパワータイプで角を折り、止めはマルチタイプのゼペリオン光線。
短い時間で3つのタイプチェンジを上手く見せているのは流石だ。
そして、対する初代マンもゴルザ相手に泥臭い格闘戦を見せることで、初代マン本編の雰囲気を上手く見せいた。
この時の撮影はカメラをワザと上から撮影し当時の手持ちのカメラでの撮影を再現したとのこと。
本当に芸が細かい・・・・。
しかし、これらの演出を見るに歴代のオリジナル俳優を出すだけがリスペクトではないと言うことを再確認させられた気もする。
初代マンもティガもどちらも当時の役者が声を当てている訳ではないのに(ティガに至ってはこの世界のティガで、変身するのも映画にゲスト出演の子供)、何故かオリジナルの雰囲気がよく出ているのだ。
こういったリスペクトはいかに作り手がオリジナルの味を理解しているかが、問われるのだなとも感じた。
(逆に超ウルトラ8兄弟は大挙オリジナル俳優が出ているにも関わらずリスペクトされてるように感じなかっただけに、その裏返しの様にも見えてしまった)

良かった点と不満だった点を箇条書きで書いてみることにする。
○良かった点
・先ほども書いたが、怪獣映画や、客演する各ウルトラマン作品へのオマージュが溢れている点。当初は女性の観客を呼べる物にしたいと配給会社からの要望があったらしいが、敢えて怪獣離れをしている特撮ファンを呼び込もうと言う流れにした監督の要求は流石と言ったところか。(今の特撮と言えばライダーや戦隊になってしまい、ウルトラや怪獣は蚊帳の外と言う印象が強いだけに・・・)
・TV本編に登場したウルトラマンらのゲスト出演。ギンガやゼロなどTVに出てきたウルトラマンが今回も登場した訳だが、はっきり言って出番は極端に少ない・・・。世界各地に現れたツルギデマーガを倒すだけの役回りだが、今回のメインはエックス、初代、ティガの3人なのだから、それはそれで良いと思うし、逆に彼らのサイバーカードの存在がこういう形で活かされるの流石と言ったところ。彼らの活躍はTVで既に描かれてるため、映画でわざわざ新たに描く必要もないし、即効で出して即効で活躍させられると言う利点もある。しかし、最後立ち去る際に興奮するルイルイに対してフィニッシュのポーズを取るゼロが何ともお茶目(笑)。ここでサーガの設定が出てくるとは・・・。
・テンポの良いストーリー展開。上映時間は60分と極端に短いのだが、その分無駄なエピソードをかなり省いており、テンポよく話しが進んでいくため、かなり見やすい。正直、現在公開中の仮面ライダー1号は半端に上映時間が長かった分、途中中ダレしてしまった。この手の子供向けのヒーロー映画は60分か70分が丁度良いのではないだろうか?(子供も飽きずに見るだろうし)
○不満な点
・冒頭のTVシリーズのダイジェストが少し長く感じた。あの説明からフェードアウトしてグルマン博士の初代ウルトラマンの説明に続くと言う演出なんだろうが(ナレーターはグルマン同様に松本保典)、もう少し短くても良かったのでは?ちょっとクドイようにも感じた・・・。にしても、バルタン星人の登場はあの説明シーンのみの登場?
・世界各地に現れた怪獣軍団が全員ツルギデマーガ・・・。少し変化を出すために、別々の怪獣を出した方が良かったのではないか?怪獣倉庫にも怪獣の着ぐるみが結構あるだろうに・・・。
・事件を起こしてしまった張本人(演:マイケル富岡)がお咎めなしだった件。確かにこの男、欲にまみれたガメツイ金の亡者でも、瓦礫に挟まり動けなくなった博士(演:吉本多香美)を救おうとしたりと根はお人よしな部分があったりと憎めない部分もあるのだが、神殿から勝手に青い球体を持ち出してサイゴーグを蘇らせてしまった罪はある訳だし、最後は何らかの罰を受けるべきだったのでは?例えば、彼が経営する会社が怪獣が暴れてしまった影響で倒産してしまったとか・・・・。まあ、前述のとおり憎めないヤツだけど、これは子供向け作品なんだから、そういう教養だって必要。(悪い事をしたら、絶対罰を受けると言うね)

最後はみんなの想いでエックスの体が大地とユナイトしなくとも実体化が可能になり、本来の任務に戻るため、初代マンと共に地球を去り(M78星雲のウルトラマンらと何らかの交流あり?)、歴代シリーズの最終回の定番であるウルトラマンと地球人との別れが描かれる事に・・・・・、だが数日後に再びエックスが大地にデバイザーに!
エックスが言うにデザストロと言う怪獣が地球に降り立ったため、再び地球に留まる必要が生じたからだ。
エックスとXIOとの戦いはまだまだ続く・・・・と言ったところでEND。
ギンガ同様にこれでエックスも他作品への客演がこれで容易になった訳だが、このデザストロとは一体何者なのだろうか?
本編ではケンタウロス星雲付近でワームホールに逃げ込み地球にやってきた宇宙怪獣と言う説明以外で姿形は全く登場せず・・・。
まあ、スタッフもデザストロについては深く言及する気はないのかもしれない。
大地とエックスが再び共闘するために理由づけで出しただけだろう。(例えるなら仮面ライダーキバの最終回に出てきたスーパーファンガイヤみたいな物か?)
でも、いずれはこのデザストロとの戦いを見てみたい物だ・・・・。
7月からスタートすると言うウルトラマンルビーでエックスが客演した時に描かれることになるのか?

ウルトラマンエックスの話しはこれにて一旦の終了になるが、メビウス以来ハマったウルトラマンだけに終わってしまうのは何とも惜しい・・・・。
また、何らかの形でXIOやエックスの活躍を見てみたい物だ・・・。
と言うより、今年はゼロファイトやビクトリーファイトみたいなショートストーリーはやらないのだろうか?
今のところ、全く話しを聞かない・・・・。
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