■飲み忘れ、服薬中断…「残薬」年間500億円分にも 医療費のムダどうする?
(産経新聞 - 11月23日 11:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=3725460
毒を薄めて薄めてほぉ〜んの僅かだけ抽出して得られるもの。其れが薬。
いい例が酒。百薬の長と言うが、薬も過ぎれば何とやらの典型例だ。
逆に
「もう大丈夫だから、治ったから、もう飲まない」
これも本来はダメ。最後まで飲み切るのが原則。
(但し!原則というからには当然例外はある。症状が落ち着いたら服薬を止めた方が良い類の薬もあるし医師の処方がそうであればそれに従うのがベストだ)
よくあるのが
「○○医院で貰ったこの薬よく効くのよ。アナタもそう言えば似たような疾患で苦労してたわね。良かったら上げる…」
誤解も炎上も恐れずに敢えて言おう。これは殺人に匹敵する暴挙だ。
飲み薬だろうが塗り薬だろうが張り薬だろうが、薬って代物は効き方は人によって違う。Aさんには特効薬でもBさんには毒になるってものもいっぱいある。
医師や薬剤師が見立てたのならともかく、素人の生兵法でそれをやると最悪相手の命を奪いかねないのだ。殊に医療機関が患者に配布したものはその人に合せて処方が変えてある。迂闊に他人に与えたら危険なのだ。
え?薬局やドラッグストアで売ってる市販薬は?あれも効能効果成分表示が明記されているから各自それを熟読し、理想を言えば薬剤師とも相談して購入するのが良い。市販薬は大概複数の成分が混ざっている。様々な症状に対応できるようにとね。中には合うもの合わないモノがあるので要注意だ。
さて、医局でくれる薬。ただの風邪なのに3種類も4種類も…って出て来てウンザリって経験をお持ちの方は手ぇ挙げて!
なーんて言ったら結構多数が手を挙げそうだね。
医局で処方する薬は大概1錠に1種類の成分しか入っていない。症状に合わせてそれを組み合わせるためだ。解熱剤・鎮痛剤・咳止め…其々別の錠剤だのカプセルだの粉薬だの、しかも毎食後に2錠、朝夕はもう1種類違うもの、更に食間に顆粒1包1日2回…そらややこしいし紛らわしい罠。
殊に高齢者で認知症もあったら自己管理は至難の業だ。
ウチの職場というかウチの業界(高齢者介護)では利用者さん其々の薬を施設側が管理しその都度1回分を渡して服用してもらっている。勿論お互い生身の人間だから間違いも起き得る。そこで職員同士でもまず相互確認し、利用者さんにお渡ししている。
担当の職員が
「○○さんのお薬入ります」
と声をかけその方の薬を他の職員も確認しそれから渡す。そして確実に飲んだか否か(落としたりこぼしたりしていないか?)を確認し、チェックリストに記入する。
(日中は複数の職員がいるからまだよいが夜間は原則夜勤者1名。だから日勤以上に気を遣うよ)
医局で渡す時に1錠にまとめられればいいのだろうが、其れには各薬局が製薬工場並みの設備を持つ必要があるからこれも非現実的だ(薬剤師が調剤すること自体は不可能ではないが膨大な有効成分を一々選んで混ぜて…今の需要からすると追い付けまい)。
となるとどうするか?これはやはりその薬を受け取った側がしっかりと自己管理するしかないのだろうね。薬は決して「甘い」ものではないのだ。
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