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2015年10月12日23:06

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カルトde ブルーレイ!:第14回『天使のくれた時間』

フォト


1987年。銀行マンを目指すジャック・キャンベルは、女子大生の彼女ケイト・レイノルズと空港にいた。ジャックは研修のためロンドンに旅立つところ。だが、結婚を約束した仲とはいえ、ケイトにはこれが別れの時であると解っていた。ロンドン行きを止めて欲しいと懇願するケイト。だが彼女を振り切り、ジャックは搭乗ゲートへ向かう。


2000年、ニューヨークのXmasイブ。ジャックはウォール街を闊歩する若き金融会社社長となっていた。いまだ独身だが、大きな商談をまとめ、まさに人生の頂点にいた。そんな彼が雪の舞う夜を散歩中、怪しい黒人青年と出会う。黒人に対し「僕は全てを手に入れた」と嘯くジャックに、黒人は「これから起きることは全て君の責任だぞ」と宣言。何のことやら分からず帰宅したジャックだが、翌朝目が覚めて自分の置かれた状況に仰天する。横には所帯じみた女、側では少女がぴょんぴょん跳ねている。ここはニュージャージー郊外の普通の民家。あれ?僕の家はマンハッタンの高級マンション最上階だったんだけど…よく見ると、横の女はケイトだった。13年前、ケイトの願いを聞いてロンドン行きをキャンセルした「別の人生」の中にジャックの体が移ってしまったのだ。ジャック・キャンベルは、ケイトと結婚して二人の子持ち。車は中古のバンで、仕事はタイヤ小売店の販売員。フェラーリを乗り回し、1000億ドルの取引を成功させていた「本当の人生」とは正反対の暮らしだ。何とか元通りにならないかと悩むジャックだが、ケイトと子供たちの愛情に触れるにつれ、本当の幸せの意味を見出していく。

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『天使のくれた時間』。ニコラス・ケイジの出演作。しかし私的には公開時完璧にスルーしていた一本。時を経て初めてブルーレイ化されて調べると、まあーファンが多いんですね、この作品。

いわゆる(お金では買えない価値がある)ってハナシなんですが、まず脚本が素晴らしいですね。ジャックが新しい価値観をみいだすまでのプロセスが本当に上手い。オープニングに対するアンサーとして、素晴らしいラストシーンが待っていて、不覚にも泣いてしまいました。思うのですが、根が善人のまま価値観だけ変わっていくという演技は、単純に悪から善に変化する「フェイスオフ」よりも遥かに難しいですよ。デ・ニーロにおける「ミッドナイトラン」のような作品なんじゃないかな、ケイジにとって。
撮影は、マン組のダンテ・スピノッティ。得意のナイトシーンは、ラストのクレジット場面が最高です。


(ブルーレイのみ所有ソフト:52枚目)
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