武藤氏トラブル 辞職は否定
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社説:武藤議員離党 公認した自民の責任は(毎日新聞 2015年08月21日)
一体、何のために国会議員になったのか。無論、未公開株購入をめぐる金銭トラブルが発覚したのを受けて自民党を離党した武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区=のことだ。
武藤氏が安全保障関連法案に反対するデモを呼び掛ける学生らのグループについて「『だって戦争に行きたくないじゃん』という極端な利己的考え」などとツイッターに記し、批判を浴びたのは記憶に新しい。離党すれば済む話ではない。自民党の責任も重大である。
「週刊文春」によると武藤氏は昨年、ソフトウエア会社の未公開株購入を「国会議員枠で買える」と知人らに勧め、23人から計約4000万円を集めた。だが株は実際には購入されず、出資金の一部が戻っていないという。武藤氏が衆院外務委員会に出席している最中に通信アプリで関係者と株購入をめぐるやり取りをしていた可能性も指摘されている。
関係者の言い分は異なっており、さらなる事実解明が必要だ。ただし「未公開株」といえば、1988年に明るみに出て政界を揺るがせたリクルート事件を多くの人が思い起こすだろう。値上がり確実なリ社の関連会社の未公開株が政官財の有力者に譲渡され、一部は贈収賄の罪で起訴され有罪が確定した事件だ。
今回、本当に「議員枠」があったのかどうかも定かでない。しかし、未公開株と聞いただけで近づかないようにするのが政治家としての正常な感覚ではないのか。野党から議員辞職を求める声が出るのも当然だ。
武藤氏は当選前の2007年、ダム事業凍結を唱える当時の嘉田由紀子滋賀県知事を支える県議会会派の政策スタッフに入ったという。その後、一転して嘉田氏に批判的だった自民党の候補者公募に応募して同党の公認となり、現在当選2回目となる。その主張をはじめ国民の代表としての資質に欠けると思われる武藤氏を自民党はどう評価して公認してきたのだろうか。
武藤氏は最近では報道機関への圧力発言が飛び出した自民党内の安倍晋三首相を支持する若手勉強会にも出席していた。一方、武藤氏が所属していた自民党麻生派の麻生太郎会長は先のツイッターでの発言直後、「自分の気持ちが言いたいなら安保関連法案が通ってからにしてくれ」と注意したというが、発言の内容ではなく時期が問題だという口ぶりだった。
こうした中途半端な対応をしてきた点も含めて自民党の責任は重い。ところが谷垣禎一幹事長らは本人から詳細に話を聴くこともせず、離党届の提出後は「本人がきちんと説明責任を果たす必要がある」と、まるでひとごとのような口ぶりだ。
説明責任は自民党にもある。
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武藤氏自民離党 デモ批判幕引き許さぬ(東京新聞 2015年08月21日)
武藤貴也衆院議員が自民党を離党したのは金銭トラブルの発覚が理由だが、安全保障法制関連法案に反対する学生デモを「利己的考え」と批判したことこそ聞き逃せない。離党で幕引きは許さない。
安保法案の今国会成立のためには、野党側に攻撃材料は極力与えたくなかったのだろう。
武藤氏は「プライベートに関する件で党にこれ以上迷惑をかけられない」として離党届を提出し、自民党はきのう離党を了承した。
プライベートに関する件とは、週刊文春が報じた未公開株をめぐる金銭トラブルだ。同誌によると武藤氏は昨年、知人らに「値上がり確実な新規公開株を国会議員枠で買える」と持ち掛け、二十三人から約四千百万円を集めたが、実際には株は購入されず、出資金の一部も返済されていないという。
事実だとすれば、かつてのリクルート事件を想起させる醜聞だ。罪に問われる可能性もある。武藤氏は「一方的かつ事実と異なる」と反論するが、何が事実で何が事実でないのか、武藤氏には進んで国民に説明する責任があろう。
国会も本人任せにせず、自浄機能を示す必要がある。当面は、国会に参考人招致したり、原則非公開で偽証罪に問われない政治倫理審査会(政倫審)で説明させるのが、現実的な方法だ。
もっとも、プライベートに関する件とは別に、武藤氏には国会議員の適格性が疑われるツイッターでの発言があり、不問に付すことはできない。安保法案反対の学生デモを「『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく」などと批判したことだ。
学生たちの「戦争に行きたくない」という思いのどこが、利己的だというのか。武藤氏は安保法案に基づいて参戦する戦争に進んで行きたいとでもいうのか。
武藤氏の発言は安保法案を「戦争法案」と認めたことにもなる。政権幹部は苦々しく感じていたに違いないが、武藤氏は発言を撤回しておらず、自民党執行部も苦言を呈しただけで、撤回させたわけでもない。
離党さえすれば、武藤氏とは無関係になるから安保法案の審議には影響ない、これで幕引きができるとでも、安倍政権は考えているのだろうか。勘違いも甚だしい。
武藤氏の言動で迷惑をこうむっているのは自民党でなく国民だ。離党だけでは何の問題解決にならないと、忠告しておきたい。
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上記は今朝の毎日新聞の社説「武藤議員離党 公認した自民の責任は」と東京新聞の社説「武藤氏自民離党 デモ批判幕引き許さぬ」の全文である。
毎日新聞の社説では、そもそも何故自民党は武藤貴也を公認したのか、その理由を国民に説明すべきではないかと主張している。このような主張をする理由を次のように書いている。
「武藤氏は当選前の2007年、ダム事業凍結を唱える当時の嘉田由紀子滋賀県知事を支える県議会会派の政策スタッフに入ったという。その後、一転して嘉田氏に批判的だった自民党の候補者公募に応募して同党の公認となり、現在当選2回目となる。その主張をはじめ国民の代表としての資質に欠けると思われる武藤氏を自民党はどう評価して公認してきたのだろうか。」
武藤貴也とは、その時々の�猊��瓩鯑匹鵑納�分の政治信条を変えてしまう、いやそもそも武藤貴也には政治信条など持ちえなない人物だったのだ。そのときに嘉田由紀子滋賀県知事が圧倒的に支持を得ていると思えば、嘉田由紀子滋賀県知事の支援スタッフとなり、民主党政権が国民の支持を失い、安倍自民党が圧勝すると思えば、何の躊躇なく自民党の公認候補に応募する。それは、武藤貴也にとって政治家になることが目的化していて、国会議員になりたいという�犹簍�私欲�甅猴�己主義の極み�瓩箸靴胴餡餤聴�になったことに他ならないことを物語っている。
だから武藤貴也は自身のブログに「「日本国憲法によって破壊された日本人的価値観」なる文章を書き、日本国憲法の三大原則である�犢駝閏膰↓瓠Ν犂靄榲�人権の尊重�瓠Ν猜刃村腟銑瓩鯣稟修掘�否定して見せるのである。しかも武藤貴也は国会議員という身分でありながらである。まさしく憲法第九十九条の国会議員に課せられた�� 憲法尊重擁護の義務�瓩飽稟燭垢詁睛討鯑押垢伴�身のブログに主張する始末なのである。つまり武藤貴也はその時点で�牋齋�議員�瓩任△蝓�国会議員である資格はないのである。
そんな武藤貴也が注目されるようになったのは、言うまでもなく、安保法案に反対する学生団体「SEALDs( シールズ)」に対して「『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく」などと批判したことであった。この武藤貴也の主張に対して東京新聞は社説で次のように皮肉っている。
「学生たちの「戦争に行きたくない」という思いのどこが、利己的だというのか。武藤氏は安保法案に基づいて参戦する戦争に進んで行きたいとでもいうのか。/ 武藤氏の発言は安保法案を「戦争法案」と認めたことにもなる。政権幹部は苦々しく感じていたに違いないが、武藤氏は発言を撤回しておらず、自民党執行部も苦言を呈しただけで、撤回させたわけでもない。」
では、なぜこのような�猝簑蟷��甅犂躙運擁��瓩鮗�民党は公認したのであろうか。要は安倍自民党にとっては、誰でもよかったのだ。政権与党になれるのならば、その人物が�猝簑蟷��瓩任△蹐Δ函↓犂躙運擁��瓩任△蹐Δ函�国会での�狄��瓩箸覆辰討�ればそれでよかったのだ。漫画家の小林よしのり氏が�犇隲甅狠�でもいい単なる駒�瓩函⊆�民党所属の国会議員たちを評したことがあるが、まさに単なる�犇隲甅狠�でもいい、人格性を否定された、単なる駒�瓩任靴�ないのである。
時の政権が自党に所属する国会議員を�猗鷽祐崚��瓩砲靴�扱わない状態で、はたして国民に対して�狄祐崚��瓩憤靴い�できるのか、甚だ疑問に思われる。もしも自民動画、もしくは自民党支持者がわたしの考えが間違っているというならば、何故武藤貴也を公認してきたのか、その理由を説明してほしい。わたしは毎日新聞が主張するように、自民党には武藤貴也を公認したその責任があると考える。そしてその後任理由を国民に説明すべきだと考えるのである。
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