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2015年07月02日12:27

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水曜クビクビ日記327:「アリスのままで」&「悪党に粛清を」

まだ二日酔いで本調子じゃないんだけど、とりあえず昨日の映画の話。
午前バイトが終わって、向かったのはMOVIXさいたま。観たのは「アリスのままで」


ニューヨーク。コロンビア大学で教鞭をとる言語学教授アリス・ハウランド。50才を迎えた彼女は、突如単語を失念したり、キャンパス内で迷子になるなどの症状が出始める。神経内科を受診したアリスは、そこで家族性若年アルツハイマーと診断されてしまった。アリセプトなどで進行を緩やかにすることはできるが、食い止める事は不可能な病気だ。アリスと夫ジョン、そして子供たちはこの現実に直面し苦悩するのだが・・・



難病ものですけど、病気になった人を<可哀想、頑張ってくださいね>という短絡的スタンスで描写していないのが好感ポイント。確かにアリス=ジュリアン・ムーアの演技は絶品なんですが、それだけではなく、周囲の家族のありかたもキチンと描いているのがいいですね。アリスが最も頼りにしている長女アンと、問題のある次女ナディアとの関係が逆転していくのもドラマとしての深みに一役買っています。病気が遺伝性であることで、微妙に距離を置き始めるアンと、逆に病気を機に本音でアリスに対峙し、距離を縮めていくナディア。この二人の対比が巧いのです。夫や長男トムは、二人とも医学に籍を置く身でありながら、狼狽し、希望にすがり、愛情はあるもののあまり頼りになりません。特にジョンの切なさも、愚鈍なアレック・ボールドウィンの体型も相まって、切なく描けていましたねー。認知症状bが出る時に、アリスの周囲のフォーカスがボケるのも特徴。この演出が、ラスト、タイトルが出現する時に見事に決まっていました。



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そのあとは、新宿武蔵野館にてマッツの映画を観賞。「悪党に粛清を」です。

1871年。アメリカ、開拓の町・・・

数年前にデンマークから移住し、狩猟で生計を立てているジョンは、故郷からやっとのことで妻子を呼び寄せた。再会を喜ぶジョンだったが、駅から町外れの家に向かう駅馬車のなかでならず者二人に絡まれ、妻子を殺害されてしまう。ジョンはライフルを手に二人を殺し、妻子を葬るが、これが後に大事件に発展してしまう。死んだ二人のならず者のうち、一人は町の実権を握る男デラルーの弟だったのだ。デラルーは、町長キーンを手先として町民を虐め抜き、安く土地を買い叩いている。この町は石油が出て、地価が跳ね上がる予定だったのだ。弟の死の腹いせで町民を無慈悲に撃ち殺すデラルー一派に、弱気な保安官は歯向かえない。しかも目撃者の証言でジョンが逮捕されると、デラルーの怒りを鎮めるためにその身柄を差し出してしまうのだった。デラルーたちのアジトで、猛烈な拷問に遭うジョン。ジョンの兄ピーターはアジトに潜入し、ジョンの縛めを解く事には成功するが、自分が捕まり殺害されてしまう。満身創痍で町に戻ったジョンは、ライフルと弾を手に、デラルーへ復讐戦を開始する・・・



手垢がついた復讐自警団もの・・・そう、プロットは既視感たっぷりで、現代に置き換えればまんま「狼の死刑宣告」なんですけど、北欧の憂いあるキャストが、格を高めていましたね。ジョン役のマッツ・ミケルセンの魅力は言うまでもなく、ピーター役のミカエル・パーシュブラントが渋かったなあ。デンマーク&スウェーデンを代表するトップスターの共演って意味でも、一見の価値ある一本ですよね。エバ・グリーンのメジカラも堪能できる、野郎どもにはオススメの作品です。これ、マカロニ・ウェスタンならぬスカンジナビア・ウェスタンとでも呼ぶべきでしょうか。今後も作られたらいいですねー
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