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2015年06月12日09:12

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武道でいう散眼の話を少し。

仮面女子神谷えりなが斜視手術成功 あす復帰
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=3462839

記事は無関係です。

武道で、散眼という概念があります。
格闘漫画などでは、カメレオンのように左右の眼を別々に動かすという
描写をされることも多いのですが、
流派によるかもしれませんが実際には少し違う物です。


(おそらく、武道一般で言われる)散眼は、
正面を見据えたまま、左右180度の視界全体を同時に意識するというものです。
肉体的な技術というよりは、視神経の技術という感じがします。
顔を固定したまま左右どちらかの限界まで眼球を動かすとわかりますが、
左右のふちはそれほど拡大せずまた焦点も合いませんから、
正面を見据える散眼で十分ではないかという気はします。


なれてしまえばそれほど難しい技術ではなく、
私は中学で剣道をやってしばらくで身につけたので、
これを皆さんが無意識にやることがあるかどうかはわかりません。

例えば狭い「T」字路を下から上に運転するような時や、
左右が渋滞していて自分の車線だけが空いているような時など、
左右同時に警戒しなければならない時によく無意識で散眼状態になりますので、
知らず知らず身につけている方もいるんじゃないかなあという気がします。

ここまではそれほど難しくないんですが、
散眼状態を維持したまま「対処」までするとなるとやたらと難しく、
つい左に焦点を合わせて、右でひやっとするということもあります。
また、相手の素早い打ち込みを散眼のまま対処するのも難しいですね。
焦点が合ってない状態では、わりとおおまかな位置関係しかわからないようです。
現代の武道は当然ながら1対1を前提にしたものばかりで、
散眼を使う場面もないため修練の機会もないですがね。


また、(無意識に発動する部分も含め)使おうと思って使う物なので、
散眼状態じゃない時に左右から不意に出られるとあんまり意味がなかったりします。
しかし視界全体で処理するためかなり精神的(脳的に?)に疲れますので、
常在戦場のつもりで散眼しなければならず、個人的には無理でした(笑)
勝手な推測ですが、視界の処理に使われるエネルギーってかなりの大きさになるような気がします。

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