安全保障関連法案に対する宗派声明発表
このたび、国会に提出された「安全保障関連法案」に対し、真宗大谷派では5月21日、宗務総長名による宗派声明を発表しました。
日本国憲法の立憲の精神を遵守する政府を願う
「正義と悪の対立を超えて」
私たちの教団は、先の大戦において国家体制に追従し、戦争に積極的に協力して、多くの人々を死地に送り出した歴史をもっています。その過ちを深く慙愧する教団として、このたび国会に提出された「安全保障関連法案」に対し、強く反対の意を表明いたします。そして、この日本と世界の行く末を深く案じ、憂慮されている人々の共感を結集して、あらためて「真の平和」の実現を、日本はもとより世界の人々に呼びかけたいと思います。
私たちは、過去の幾多の戦争で言語に絶する悲惨な体験をいたしました。それは何も日本に限るものではなく、世界中の人々に共通する悲惨な体験であります。そして誰もが、戦争の悲惨さと愚かさを学んでいるはずであります。けれども戦後70年間、この世界から国々の対立や戦火は消えることはありません。
このような対立を生む根源は、すべて国家間の相互理解の欠如と、相手国への非難を正当化して正義を立てる、人間という存在の自我の問題であります。自らを正義とし、他を悪とする。これによって自らを苦しめ、他を苦しめ、互いに苦しめ合っているのが人間の悲しき有様ではないでしょうか。仏の真実の智慧に照らされるとき、そこに顕(あき)らかにされる私ども人間の愚かな姿は、まことに慙愧に堪えないと言うほかありません。
今般、このような愚かな戦争行為を再び可能とする憲法解釈や新しい立法が、「積極的平和主義」の言辞の下に、何ら躊躇もなく進められようとしています。
そこで私は、いま、あらためて全ての方々に問いたいと思います。
「私たちはこの事態を黙視していてよいのでしょうか」、
「過去幾多の戦火で犠牲になられた幾千万の人々の深い悲しみと非戦平和の願いを踏みにじる愚行を繰り返してもよいのでしょうか」と。
私は、仏の智慧に聞く真宗仏教者として、その人々の深い悲しみと大いなる願いの中から生み出された日本国憲法の立憲の精神を蹂躙する行為を、絶対に認めるわけにはまいりません。これまで平和憲法の精神を貫いてきた日本の代表者には、国、人種、民族、文化、宗教などの差異を超えて、人と人が水平に出あい、互いに尊重しあえる「真の平和」を、武力に頼るのではなく、積極的な対話によって実現することを世界の人々に強く提唱されるよう、求めます。
2015年5月21日
真宗大谷派(東本願寺)宗務総長 里 雄 康 意
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上記は、真宗大谷派(東本願寺)が出した、「安全保障関連法案に対する宗派声明」の全文である。
真宗大谷派の宗門大学である大谷大学をわたしは卒業した。大谷大学は、戦時中の�牾愿冥仗忰瓩忘埜紊泙把餽海靴討い燭箸いο辰鯤垢�された記憶がかすかに残っている。
しかし最後は大谷大学も�牾愿冥仗忰瓩忙臆辰靴燭里任呂覆い�、つまり大学として戦争協力を行ったのではないかと考えた思いが、そのような話を聞かされたとき、思った記憶がある。
法政大学だったか、明治大学だったか、忘れたが�牾愿冥仗忰瓩箸いβ膤悗箸靴得鐐茲剖�力した記憶を残していこうという取り組みを始めた大学もあると聞く。
田辺元が戦時中、�牾愿冥仗忰瓩農鐓譴妨�かう京都帝国大学の学生に対して、「死生」という講演を行い、その命を御国のために捧げることが学生としての使命であると語ったのを、『田辺元全集』で読んで、背筋が凍る思いがしたが、戦争とは、あのように人間の理性を狂わせてしまうものなのである。
大谷大学は�牾愿冥仗忰瓩竜�録が残っているのであろうか。大谷大学が�狄祐岾悗梁臙�大学�瓩箸垢襪里任△譴弌∪�非とも大谷大学として�牾愿冥仗忰瓩竜�録を掘り起こし、大谷大学の�狎鐐萓嫻き瓩箸靴童綫い謀舛┐討い�責任があるように思えるのである。
そのことが、賤しくも�爐い里舛鯊莪譴箸垢觸〔臑膤忰瓩箸靴討梁臙�大学の責務であると考えるのであるが。
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