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2015年04月26日00:36

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たぶん日本史上最悪のスリップ事故の話。

スリップ事故?なんの関係があるの?という、
お気持ちはわかりますが、しばしお付き合いください。

■「おいなりさん」キツネ石像4体破壊 福岡・警固神社
(朝日新聞デジタル - 04月25日 21:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3389945




時は鎌倉時代。
日に日に地盤と固めつつあった鎌倉幕府に、不満たらたらな人がいました。
名を、後鳥羽上皇といいます。
後鳥羽上皇は、平家と一緒に壇ノ浦で沈んだ幼い皇子の兄弟ですね。
当時はややこしい天皇体制が流行っていたので、
後鳥羽天皇は引退して上皇になって息子を天皇にして、
でも権力は握って政治をする、という
引退の意味ねえじゃん!と思うような権力体制になっていました。
天皇はけっこう制約が多い職業なので、
制約をなくして好き放題したいんやで〜。
面倒臭い行事とかは、天皇、お前がやるんやで〜というノリだと
思っていただければ大きな間違いはないでしょう(本当かな)
生存中に後継者を決めて、争いを避けるという目的もあったでしょう。

さて、後鳥羽上皇。
平家と討ち果たした鎌倉幕府が、
平安時代みたいに天皇を持ち上げて政治してくれるのかなと思っていたのですが、
どうやら自分で政治をやる気らしい、と気づいて腹を立て、戦争を起こします。
これが有名な承久の乱。
300年前なら天皇家は最強の戦闘軍団でしたが、
なにぶん平安時代に腕が鈍っているので、武士である源氏には勝てず、
隠岐の島にさよ〜なら〜と流されてしまうのでした。

天皇家が起こした戦争に源氏も腹を立て、
「もう後鳥羽上皇の子孫たちには跡を継がせないもんね!!」と、
後鳥羽上皇の甥にあたる人物を天皇に持ち上げることにします。
実力的には天皇家を潰せるのにそうしないところが
平和国家日本の平和国家たる所以なのですが、長くなるのでまたにしましょう。

で、その、後鳥羽上皇の甥。ご年齢、わずか10歳でございます。
源氏も焦ってましたねえ。
後掘川天皇というんですが、彼は当然天皇としての実権はなく、
出家していたお父さんや周囲のサポートを得て、がんばります。

が、2年後にお父さん死亡。
後掘川天皇も病弱で、23歳で死亡。
しかしなんとか子を残してて、その子がまた若くして天皇になります。
名を四条天皇。おん年、2歳。
2歳。
もうね、破れかぶれみたいなもんですが、
後堀河天皇が10歳だった時点で他に候補者がいないんです。

じいちゃん、とうちゃん、と若くして死んでいるので、幕府も面子がかかっていますし、
「いきろ。」
とばかりに慎重に育てられるのですが、なにぶん男の子ですから、
腕白でたくましく育っていきました。

12歳になったある日。
四条天皇は、とびっきりのいたずらを思いつきます。
「わはー。この石めっちゃ滑るじゃん!
 この石を仕掛けて、堅苦しい役人が通って滑ったらおもしろくね?!」
どう考えても道路交通法違反で、どう考えても発想がDQNなのですが、
まあ、そういうことになっています。
彼は、早速石を仕掛けると、本当に滑るかなーとチェック。
その瞬間、本当に滑り、四条天皇は頭部を強打してお亡くなりになったのでした。

まさに歴史に残るスリップ事故。
困ってしまったのは鎌倉幕府の人たちで、
せっかく持ち上げた家系の天皇が早死に早死に早死にの3連発。
結局、元どおり後鳥羽上皇の子孫が天皇位についたのでした。
子孫つったって承久の乱が1221年で四条天皇が亡くなったのが1242年なので、
20年しか経ってませんけどね。

当時の人たちは、口にしますよ、そりゃあ。
「祟りだ」
ってね。
我々だって、「腕白盛りだから滑って転んで死んだんですー」と言われて、
「なるほどー!!」とは思わないですけどね。
そりゃもちろん誰かがやっ

まあ、とりあえず年表にしましょう。

1221年 承久の乱。
1223年 幕府が持ちあげた、後堀河天皇のお父さんが死ぬ(44歳)。
1224年 承久の乱の、天皇の主敵、北条義時が死ぬ(60歳)。
1225年 承久の乱の、天皇の主敵、北条政子が死ぬ(68歳)。
1234年 後堀河天皇が死ぬ(23歳)。
1242年 四条天皇が死ぬ(11歳)。
1242年 北条義時の子で後継者、泰時が死ぬ(59歳)。←NEW!

祟りなんて非科学的だというのは簡単なんですがね。
もし、万が一、祟りがわずかでも存在するとしたら。
日本の天皇家、間違いなくとびっきり祟りますよ〜。


さて、お稲荷さん。
稲荷は古代の秦氏の氏神ですが、秦氏は天皇家と血縁の交換があった一族です。
稲荷はそもそも神道と仏教でそれぞれ高位を持っている由緒ある神である上、
中国古代王朝時代の妖女妲己など、世界最長級の祟りの血を引いています。
いわゆる玉藻御前や九尾の狐と同一視されているんですね。
民間伝承ではそれほど起源を意識しないはずですが、
それでもなお、稲荷は「間違うと祟る」神様として有名。
怖いですよ〜。

と、脅しておくことにしましょう。




さて、今回の日記、隠れファンだったあるブログから構成をもらっています。
オマージュとして同じタイトルもつけています。
http://thomas.blog.shinobi.jp/
もしこのブログの作者様などが通りすがったら嬉しいのですが。






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