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2015年02月07日21:22

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さあ、本物ってなんだ?!

■価格は10分の1「ジェネリック家具」注意点は
(dot. - 02月07日 16:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=3263760

コルビュジエ、ミースなどの20世紀初頭の偉大な建築家が、
「建物を建てた人のために」設計した偉大な家具は、
いくつもの本物があります。

まずは、「オリジナル」。
現存しないこともある、本来の「それそのもの」ですね。
多くて数セットしかないので、加工費も馬鹿高く、
当時の価値をそのまま直すと数百万円、というのもうなずける話。
博物館、美術館クラスの商品ということになります。

次に、現在「本物」と自称される、正式なライセンスを得た会社のもの。
主に欧州の老舗家具メーカーが権利を持っていることも多いのですが、
おきまりの元祖争いや遺族との闘争などで分化していることもw
この時点でなにがどう本物なのやらw

また、多くの商品は製造の都合や一般的な体格に合わせた設計変更があり、
(おおもとは施主の体格に合わせてあることがあります)
「同じものが手に入るんだー(歓喜)」ということはまずあり得ません。
主に製造の都合で、再設計のたびにどこかそこか劣化コピー状態になるのも
よくある話なのですが、メーカーはそんなことはおくびにもだしません。
高くて100万円程度、通常は数十万円〜といった相場でしょうか。

最後が、記事にあるようなジェネリックもの。
著作権が切れているので、偽物というのは存在しません。
A社の設計をB社が丸々ぱくった場合はダメでしょうけど、立証も難しいでしょう。
主に中国製とそれ以外に分けることができ、
日欧で作られたものであれば高品質ですが数が出ないので10万円を下ることはないですね。
一方で中国産は数万円で手に入りますが、
ぱっと見の存在感以外はホムセン家具のようだと言われます。
本来肉厚のステンレスパイプがクロムメッキのスチールになったり、
本家黒檀、量産ローズウッド ついにはMDF合板的なところまで質が落ちます。
ひどい時には角度や寸法も違う「見よう見まね商品」もあるので、
そういう意味では審美眼や販売会社の調査がいるかもしれませんね。

また記事ではまるで元祖であれば修理できるような書き方ですが、
例えばパイプフレームの溶接が外れたら本国送りで送料数万修理費10万などよくある話で、
「修理する価値があるのか」「またこわれるんじゃ」
という悩みも出るでしょう。
逆に、「本家修理」にこだわらなければ、パイプフレームの溶接なんか鉄工所でもできます。
レザーの破れもカバン修理などに持ち込めば治してくれることも多々ありますしね。
そうなると「本物しか修理できない」というのもナンセンスな話になります。

個人的には、あえて「欧州の本物」を買う必要はなく、
日欧のジェネリック量産品を買えばいいと思います。
なんならチャイナメイドでもいいですよ、使い勝手自体は大きく変わらないので。
そのための「著作権の期限」ですからね。
美術品のように、「作品の著作権は切れたけどこの写真には著作権があります^^」といって、
写真も撮らせないためにしまいこむようでは無意味です。
日本の美術品の多くが美術館や博物館によってこういう扱いを受けていて、
まともに商用利用できないんですよ。
要は、本物を隠して写真の著作権で稼ごうとしているんですね。

こういう話がでるのであれば、せっかくなので、偉大な作家たちの作品を、
片鱗だけでも味わった方がいいような気がします。


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