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2015年01月22日01:13

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原油価格と経済の話をしますね。

■2%物価目標、実現遅れも=原油大幅安で―黒田日銀総裁
(時事通信社 - 01月21日 21:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3236982

原油価格が下がると車買う人も増えるし経済良くなるんじゃないの?
と思っていた方はぜひお立ち寄りください。


まず最初にみなさんの誤解を解かなければならないのは、
経済というのは、成長率0%というのは実質マイナス成長だということです。
左派系の政党や活動家に多いのですが、経済成長を追い求めるのは悪、
投資投機は悪、借金は悪、金貸しは悪、という感じの主張をされることがあります。
しかし、世の中に出回っているお金は勝手に毎年増えますので、
経済成長はしていなくておかしいのです。

なぜ、勝手にお金が増えているのか。
簡単ですね。
利子があるからです。
あなたが借りた100万円についた利子5%は、誰かが活動して産んだものでしょうか?
いいえ、違いますね。
なんの生産活動もともなうことなく、契約によってお金だけが増えているわけです。
よって最低でも、なんらかの形によって増えた利子の分、
経済規模は大きくならなければならず、
インフレは緩やかに進まねばならず、
したがって労働者の給料よりも物価が高い状態が「ベースライン」なわけです。

戦艦大和は1億5000万円でできましたが、
はるかに小さいイージス艦(ガワだけ)に500億円かかるのは、
「そーゆーこと」なんです。70年間でお金が増えまくったんですね。
ですので、極端に書けば、日本の人口が減っても経済規模だけは拡大し続ける、というのも絵空事ではないし、
日銀が今描いているプランは割とそういう方向性をもっています。

さて。
原油が下がれば経済が活性化するんじゃないの?
車だってガンガン走るし工場だって安く動かせるじゃん。
ガスも電気も安くなるしいいことづくめでしょ?

という、感覚の人は多くいて、
なんで原油安で経済活動が低下するんだ?と
心のどこかで思っているかもしれません。

これも先の「経済は成長してインフレするのが普通」というのと密接に関係があります。
例として、ある会社は1000万ドルの原油を仕入れ、3割の利益を乗せて1300万ドルの利益を上げていたと単純化しましょう。
その粗利は300万ドル。このお金で、従業員を養うわけです。
単純に、原油価格が半分に下がると500万ドルでしいれて650万ドルで売らなくてはなりません。
(実際には値下がりに対しもうすこし利益を乗せ増ししますが、)
しかしそれまで300万ドルで養っていた社員たちの給料を半分にするわけにはいきません。

同じことは電力会社からガソリンスタンドまで影響していき、
かなり大きな規模で「減収減益」を招きます。
一方で、一般の消費者がガソリン価格が半分になったから倍の距離車に乗るか?
と言われれば乗りませんし、
うちはオール電化だけど今年は灯油ファンヒーターを買って灯油に切り替えよう!
という人も多くはないでしょう。
消費の上限は多少上乗せされたとしても限界が近いんですね。

結果的に、お金の規模が原油価格の減少分と同じくらい小さくなり、
お金の規模が小さくなるということは経済成長が鈍るということであり、
どうも景気が良くならないのだ、ということになります。

似た内容は、消費税にも言えます。
「消費税を撤廃すれば景気は良くなる!」
そういう一面は確かにあるのですが、
「消費税下げて政府は大丈夫なの?デフォルトされたら困るから日本にお金は出せないな」
ということで資金が集められなくなり、
結果的にお金の規模が小さくなり、経済が悪くなる可能性もあるわけです。

海外から投資を呼び込む!というのも、お金を集めること自体に意味があり、
「海外からの投資なんか呼んで意味あるの?利益が海外に流れるだけじゃない?」
というのはじつはナンセンスだったりします。
安倍政権が打ち立てる物価上昇2%も、
「なんでわざわざ物価あげるんだ!庶民のことを考えろプンプン」
と怒っている方も少なくないのですが、これまで異常だったものを正常路線に戻そうとしているわけです。

お金は増えるのが善、という当たり前のお話なのですが、
意外に気付かれにくい内容かと思って日記にしてみました。


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