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2012年10月09日18:04

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6、俺の彼女は17歳?

俺は、狼コギャルと話をつけて、監視体制を整えてから解放してやった。
彼女の鹿乃女、鹿島千鹿子の居る部屋へ戻る。
服に、檻越しに接触した狼コギャルの体臭が染み込んでいると思われるので、部屋に入る前に、さっきまで着ていた服は脱ぎ捨て、シャワーを浴びた。
それでも、部屋に入った直後、鹿島千鹿子はビクッとしたが、我慢できるレベルらしいので、原子レベル洗浄は、行わなかった。

狼コギャルとは話がついたことを報告すると、千鹿子は、お腹が空いた、と言った。
振り返れば、渋谷での騒動の始まりから、約6時間。もう、午後の6時だ。
「俺も、腹が減った。食事にしよう。」
俺は、メイドロイドに命じて、食事の用意をさせた。
千鹿子は、運動能力が常人の二〜三倍あるだけに、食べる量も常人の二〜三倍だ。
鹿乃女の千鹿子は、当然、菜食主義で、彼女と食事をするときには、俺も、哺乳類の肉は一切食べず、哺乳類の体脂肪から採った油も、一切使わないメニューを、メイドロイドに作らせる。
鶏肉、魚介類なら、俺が食べている分には平気で、ミルクや乳脂肪で作るバターやチーズは大丈夫なので、野菜のクリームシチューなど、一緒に食べられるメニューは、ある程度ある。 植物油で揚げたフライドポテト、じゃがバターなども一緒に食べられる。
豆腐の味噌汁、納豆もOKだ。ナスの味噌炒め、なんかも良い。
いずれにしても、二人きりの夕食なのに五人家族の食卓に並ぶ量を、二人して平らげる。
夕食後、千鹿子と鹿乃女の一族についての詳しい話を、蒸留酒をロックでチビチビやりながら聞いた。
「へえ。秋田県の鹿角市の出身なんだ、大湯温泉とストーンサークルがあるの、鹿角市だろ?1985年の夏に、青森市からバスで、十和田湖経由で行ったんだよ。大湯温泉で一泊して、翌日、盛岡まで出て、新幹線で帰って来た。」
「走行中の花輪線の車内で、窓から飛び込んで来たトンボが、おでこに当たって、痛いよう、血、出てない?って、一緒の車両に乗ってた小さな女の子に聞いたら、大笑いされたでしょ?」
「うん、俺がこれだけ痛いんだからトンボは即死だな、と思ってつまみあげたら、失神していただけで、また飛び去った。トンボって石頭だよな…って…、この話、前にしたっけ?」
「その女の子、私なの。まだ五歳かな。テロリン、あの頃からヒゲを生やしてたよね。」
「えっ?1985年に5歳?千鹿、17歳じゃなかったの?」

続く
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