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2009年03月03日19:24

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法あれども正しきを得ず

インドネシアのバリ島に行けば
必ず「マタ・ハリ」というスーパー・マーケットで買い物する観光客を見かける。
インドネシアで一番有名なスーパー・マーケットである。
意味は太陽であるが,
オランダ人の二重スパイの別名としての方が広く世界で知られているだろう。
女スパイのマタ・ハリはオランダ人だが
彼女の母にはインドネシア人の血が流れていて
「インドネシアのジャワからやって来たダンサー」として名を馳せた。
ダンサーであり娼婦でもあった彼女は諜報の道具にされ
結局スパイ容疑で起訴され処刑される。
銃殺であった。

川島芳子は上海事変などの謀略に関与し
「東洋のマタ・ハリ」と称せられた。
だが彼女はダンサーでも娼婦でも二重スパイでもなかった。
また工作のレベルは比較にならないくらい高度であった。
なぜ「東洋のマタ・ハリ」なのか説明がつかない。
マタ・ハリという言葉自体が東洋の言葉でもある。
当時のマスメディアのレベルが低かったのがよく分かる話だ。
だが、今もあまり変わらないかもしれない。

日中戦争終結後、,国民党に捕らえられた川島は銃殺される。
獄衣のポケットからは一枚の紙切れが発見された。
紙にはこう書かれていたという。
「法あれども正しきを得ず」
現在の中国の実情をこれほど簡潔に表す句が他にあるだろうか?

現在の中国にも無論、法律はある。
だが正しい者が法に守られてはいない。
正しくない者が法に守られている。
中国の正義は権力者のものなのである。
中国人は川島の句を読んで法を知るべきだろう。
しかし、女スパイに法を教えられるとは情けない話だ。





http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=767028&media_id=4
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