1716年、ヴェネチア。
孤児たちが寄宿するピエタ養育院の付属音楽院では、才能ある女子たちが厳しく教育されていた。母がいつか迎えにきてくれると夢見るチェチリアもその1人。ライバルのラウラと切磋琢磨する彼女は、新たに指導者として赴任した司祭アントニオに認められ第一バイオリンを任されるようになる。院長が勝手に決めた縁談でピエタを離れることが決まったチェチリアはその座をラウラに譲ろうとするが、アントニオはそんな彼女の謙虚な部分を評価したようだ。厳しい指導にも必死に食らいつき演奏のスキルを上げていくチェチリアと、業界での名声を勝ち取るため作曲に打ち込み続けるアントニオ。2人が互いに尊敬と信頼の絆で結ばれていったある日、チェチリアの婚約者サンフェルモ伯の登場で悲劇が起きてしまう。
「ヴィヴァルディと私」
以下、勝利のネタバレータ。


クラシックに縁のない人に、知ってる作曲家を5人挙げろと訊いたらどんなメンツになりますかね?バッハにベートーヴェンにモーツァルト、ショパンあたりかな。俺はヴィバルディを必ず入れると思う。クラシックをネタにしてないジャンル映画で頻出するのが四季・冬 第一楽章だから。スリリングな旋律で早いカットの連続にテンポが合ってますよね。
残念ながら「冬」はないけど、お馴染みの「春」はちゃんと流れます。原題が「春」ですからね。本作は、ヴィバルディの音楽指導者時代の秘話モノでございます。
単純な色恋に持っていかずに女性の夢と自立のドラマとしたのが現代的で、知識も深い造詣が無くても楽しめます。俺はチェチリアを演じた女優さんの美しさに目が釘付けだったな。どこか満島ひかりに似てるんすよね。
そしてサンフェルモの外道ぶりに唖然。バイオリンじゃなくて、そっち壊すんかいっ!
ログインしてコメントを確認・投稿する