G7は必要に応じて石油備蓄放出の用意、現時点では実施に至らず
エネルギー市場を引き続き注意深く監視し必要に応じ会合開催−声明
備蓄放出に関してはG7として「まだその段階にない」−仏財務相
William Horobin、Grant Smith、Alessandra Migliaccio
2026年3月9日 at 23:17 JST
更新日時:2026年3月10日 at 2:11 JST
主要7カ国(G7)財務相らは9日、世界のエネルギー供給を支えるために必要なあらゆる措置を講じる用意があると表明した。戦略石油備蓄の放出も選択肢に含まれるが、現時点ではそれを実施する段階に至っていないとしている。
G7は「エネルギー市場の状況と動向を引き続き注意深く監視し、情報交換およびG7内や国際的パートナーとの協調のため、必要に応じて会合を開く」との声明を発表。
「備蓄放出などを通じた世界的なエネルギー供給の支援を含め、必要な措置を講じる用意がある」と記した。
G7財務相は同日、中東での紛争、それが地域の安定や世界経済、金融市場に及ぼす影響について議論するため、オンライン会合を開いた。安全な貿易ルート確保の重要性についても協議した。
G7議長国を務めるフランスは、備蓄放出を取りまとめる段階にはまだ至っていないと述べた。
湾岸産油国が減産する中で原油価格は急騰
国際通貨基金(IMF)や世界銀行グループ、経済協力開発機構(OECD)、国際エネルギー機関(IEA)のトップも協議に参加した。
レスキュール仏財務相は会合後、備蓄放出に関してはG7として「まだその段階にない」と発言。IEAと連携しつつ、情勢を注意深く監視していると述べた。
今回の戦争を受けて、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡は事実上封鎖され、サウジアラビアやクウェート、イラク、アラブ首長国連邦(UAE)など中東の主要産油国は減産を余儀なくされている。
レスキュール氏はここ数日の動向を受け、「非常に明確かつ断固たるメッセージ、願わくば誰をも安心させられる非常に効果的なメッセージを発信する必要があるとわれわれは確信した」と発言。「米国と欧州における石油・ガス供給に問題はない」と述べた。
石油備蓄の放出は通常、パリに本部を置くIEAの調整の下で実施される。ビロルIEA事務局長はこの日の会合後、ホルムズ海峡情勢が原油市場に「重大かつ増大する」リスクをもたらしていると述べた。ビロル氏は先週6日、石油供給は十分だと強調していた。
戦略備蓄の協調放出が過去に実施されたのはわずか5回で、そのうち2回は2022年のロシアによるウクライナ侵攻に対応したものだった。それ以前はリビアでの供給混乱とハリケーン「カトリーナ」への対応として、また第1次湾岸戦争の際に放出された。
ポルトガルのサルメント財務相は、供給が少なくなる事態に備えて石油備蓄を維持することが重要だとし、「現在はその状況にない」と指摘。
「現時点で原油供給の問題は生じていない」とし、「問題は原油市場の価格にある」と述べた。
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-03-09/TBMY6RT9NJLZ00
石破や野党の政権でなくて良かったw
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