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2026年03月01日14:53

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続DVD日記・マニアック編 第104回「ブルー・マックス」(ドラマ)


1918年、西部戦線。ドイツ空軍基地に1人の補充兵がやってきた。名はブルノ・スタッヘル少尉。上流階級出身者ばかりのパイロット勢の中では異色の存在…低所得層の出自で2年も歩兵として前線にいた男だった。彼は敵機20機を撃墜したら授与される勲章〈ブルーマックス〉を目標にしていた。が、初陣で叩き落とした一機を陸軍が観測し忘れると、激昂して墜落現場を探し回り証拠を拾おうと躍起になってしまう。撃墜数に異常に執着する彼を飛行隊長ハイデマン大尉が諌めるも、まるで聞き耳を持たないようだ。ある日、空中で投降した英軍機をエスコートし基地に着陸させようとしたスタッヘルが、なんと着陸直前に機銃を浴びせ英軍機を撃墜・乗員を殺害する事件が起きた。英軍機が翻意して攻撃をしかけたからやむなく撃墜したのが真相だったが、ハイデマンはスタッヘルを冷酷で騎士道に反する人間と断じて非難する。さらには、ライバルで既に〈ブルーマックス〉を手に入れたウィリーが不審な死を遂げ、出撃時の命令違反も度を超えたため、ついにハイデマンはスタッヘルを軍法会議にかけるべきとベルリンに進言。だが、空軍本部は意外な結論を出してきた……



「ブルー・マックス」

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跳ねっ返りの新兵がライバルに敵意を剥き出しにしてヤンチャをするも、いつしか自己中心的思考を改めてチームの絆を重視するようになり、やがて最高栄誉の〈ブルー・マックス〉を獲得する…



てな第一次大戦版トップガンを想像していたら、全く違いました。

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まぁ将軍の嫁さんをNTRするロマンス部分まではトム・クルーズ映画でも成立するんだけど、ウィリーの戦果を横取りしていきプロパガンダで英雄に祭り上げられるあたりから不穏な空気が漂ってきますよね。結局のところスタッヘルは〈汚れた英雄〉であり、軍と将軍のメンツのために退場させられる悲劇の主人公。戦闘機の映画なのに、ワクワクどころか鬱々となってしまう一本でした。しかしラストの悲劇に至る周到な伏線配置はお見事で、素晴らしいスカイアクションシーンだけがウリではありません。主演は、俺たち世代なら「特攻野郎Aチーム」でお馴染みジョージ・ペパード。将軍役がジェームズ・メイソンでその嫁がウルスラ・アンドレス。平民とブルジョワの格差ドラマの側面もあり、ゲス味のある主人公でも気の毒に見えたりもします。ぜひ。


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