4/12(土)THEATER MILANO-Zaへ行ってきました。
ようやく新しい劇場へ足を踏み入れました。もうオープンして2年絶つんですね。
いや〜何がビックリって、椅子ですね。色々なイベントに対応できるよう可動式なんでしょうが、今回のお芝居は、1幕:1時間18分 休憩20分 2幕:1時間25分だったから、始まる前から、お尻が痛くなる覚悟はしていたけれど、予想以上に痛くなりました
私の右隣にいたご夫婦と思われる二人も、終わった後、痛かったとおっしゃっていました。
椅子自体は違うけれど、考えてみたら、東急が作ったビル内にある劇場だから、渋谷Bunnkamuraシアタコクーンと劇場の作りは似てますね。そして、あちらは可動式じゃないと思ったけど、座面が硬くて、お尻が痛くなるのは一緒。まさか、2023年にできた新しい劇場で、あんな椅子とはねぇ〜毎回上演時間が長いとは限らないけれど、もう少しいい椅子にすべきだと思いますよ。最短でも1時間半くらい過ごす映画館で、座り心地のいい椅子を提供してるのに、演目によっては今回みたいに合計3時間近く座ってみるのに、あんな椅子ひどすぎます
今回、Bunnkamuraの先行で

を取ったのですが、土曜日ソワレのせいか、運のないせいか、1階T列で、1階の最後尾。後ろは、まさかのPA席があり、ビックリしました
前に座った女性は座高が高かったけれど、幸い千鳥格子の座席配置だから、ギリギリセーフでした。その女性は頭が小さく、体格も細い方だったのも幸いでした。前列との段差があまりないんですね

その点では、前方席じゃなくて、良かったのかもしれません。
私は、よほど見たいものじゃない限り、THEATER MILANO-Zaへ行く気が失せました。頼むから、好きな俳優さんがあそこで演じる事がないよう祈るばかりです
さて、今回の出演者は、この方々。
長澤まさみ、森山未來、松島聡、皆川猿時、小野花梨
内田慈、岩瀬亮、内田紳一郎、伊藤蘭
蓬莱さんの作品だから、ある意味での覚悟はしていたのですが、今回は夫婦を主軸に、お互いの家族や仕事関係も絡んでいくお話なんですが、なんというか、夫婦、または男女、あるいは親子、または人間同士の価値観の違いを如実に表現してるような気がしました。
たぶん、見ていると、誰かしらの感情に共感できるような気がしました。
その人の立場にならないとわからない事はありますが、仮になったとしても、同じ感じ方をするわけじゃないし、感じたとしても度合いが違うかもしれないし…
違う環境で育った人間が結婚し、日々暮らしていく中で、些細なことの積み重ねで、離婚に繋がるかもしれないし、妥協や我慢をして、継続していく場合もあるかもしれない。
この物語の夫婦は、価値観も違うし、お互いの家庭環境もかなり違うんだけど、長澤さんの弟の松島さんは、森山さんやそのお父さんと一緒だと、とても自然体でいられる。
恐らく、彼をありのまま受け入れてるせいだと思う。
長澤さんのお母さんである伊藤さんは、森山さんもそのお父さんも気にいらない。
その気持ちもわからなくない。自分の価値観とは違いすぎて、歩み寄りづらい気持ち。
でも、その伊藤さんにも、娘である長澤さんにも言えなかった事があった。
元夫から言われた息子の病気への責任の所在。思っていても、決して言ってはいけない事だったと思う。なぜなら、誰よりも本人が思っていたかもしれない事だったから…
長澤さんが勤め先で、途中から師匠のデザインを事実上手がける事になり、師匠亡きあとは、自分の名前を出し、のちに、師匠の娘のデザインを採用することになるという状況に、ピリオドを打つという行為には、潔さを感じた。
それは、自分の夫の影響で弟が小説みたいなものを書き、出版の話がでて、弟の希望で、森山さんが代筆して出版する話が持ち上がった時に、「それをやってしまったら、もうあなたではない」というニュアンスを言い、森山さんが彼女の弟に、自分の思いを書き綴った時に、決めた事。
ずっと知らずにいた自分の夫、森山さんが抱えていた自分の母の死に対する思い。
それは、ずっと抱えてきた重しのようなもので、誰かに簡単に話せるようなものではない。でも、ようやく吐き出せた事で、ほかならぬ妻が知った事は、絆が深まったとも言えて…
2人が最後に踊るシーンは、2人の魂が解放されて、あらたに絆を結びなおしたようにも見えて、微笑ましかった。ダンスが得意な森山さんが、振付したのかしら?
長澤さんの役が、私は一番共感しやすかった。
長澤さんの感覚が、どの場面でも「そうそう、わかる〜」って、うなづけた。
いつも、真っすぐに人を見るイメージがあるのですが、イメージそのままに、自分の意見をストレートにぶつけてくる気がしました。
一方、森山さんの演じた役は、共感できる部分もあるけれど、恐らく一緒にいたら、私はイラっとしてしまうかもしれない。優しい人だけど、恐らく歩幅が違うような感覚。
時々ドラマで拝見すると、独特なキャラクターですが、存在感があって、そういう意味では、今回の役は、どこかにいそうな普通の人。
松島さんは、短期記憶しかない人生の中、懸命に生きようとしていて、見ていて、胸が痛くなる。一部分、ループしてる日常は、どんな風に映るものなんだろうか。でも、毎日全く同じじゃないけれど、大きく?広く?見れば、ほぼ毎日

で会社へ向かい、仕事しているのは、ループしてるようなものかもしれない。私のやってる仕事で、違う事はすなわちトラブルを意味するし、いい事ならば、新しいシステムが導入される事くらいか?
等身大の役を、生き生きと演じられて、初めて舞台を拝見しましたが、向いてる気がします。
皆川さんは、何役か演じてましたけど、笑えた

お芝居の中で、ちょっと一息つける所。どのくらいがアドリブだったんだろう…
とはいえ、編集者の時のセリフは、どれも一理あると思いました。
小野さんは、テレビでは拝見した事あるのですが、舞台は初めてです。
テレビ同様、脇役とはいえ、存在感をはなってました。
なんといえばいいのか、若い方に言うのはおかしいのですが、いぶし銀のような感じ。
最初は、正義感ある感じだったのに、少しずつ染まって変わっていく感じが、社会にもまれると、失っていく何かが、あるいは、身に着けていく何かがあるような…
どこかで折り合いをつけないとやっていけないとも言うのかなぁ〜
伊藤蘭さんは、何度か拝見してますが、インパクトがありますね。
いつも思う事ですが、キャラクターと共にセリフが、突き刺さってくるようなイメージです。至極ごもっとな事が多くて、親だったら、そう思うよね、そうなるよねって感じ。
色々な意味で、見ごたえのある舞台でした。
舞台もいいですが、2時間ドラマとかでやってもいいような深みのある内容だと思いました。
公式HPは、こちら。
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/25_odorufuufu/
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