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2022年04月14日10:35

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北朝鮮の現状は未来のロシアw

サンドイッチに「どうやって食べるのか」
ガスも水道も壁紙もない北朝鮮・地方の農村の悲惨
2022/04/13 08:00
牧野愛博

 北朝鮮から発射された弾道ミサイルが、3月24日、青森県沖の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。北朝鮮では核実験の準備が進んでおり、年内にも7度目の実験に踏み切る可能性が高いという。一方で北朝鮮が国のインフラ整備を軽視してきた結果、地方では21世紀とは思えない情景が広がっている。AERA 2022年4月18日号の記事から。(全2回の1回目)

 北朝鮮で2017年9月以来、7度目になる核実験の準備が進んでいる。北朝鮮関係筋によれば、昨年末くらいから北東部・豊渓里(プンゲリ)核実験場の修復作業が始まった。北朝鮮は18年5月、実験場を爆破したが、今年1月に核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験のモラトリアム破棄を表明していた。実験場を管理する朝鮮労働党中央委員会直属の131指導局が昨年末から、工兵連隊を現地に派遣。過去の実験で未使用の南側坑道について、18年の爆破で破壊された入り口を復旧する作業を進めている。

 同筋は「国際情勢を見極めたうえで、年内にも7度目の実験に踏み切る可能性が高い」と語る。北朝鮮を支援する中国は核実験に反対してきたが、ウクライナ情勢を契機に米国と中ロ両国の対立が激化している。北朝鮮は、実験によって中朝関係が一時期冷え込んでも、米中が北朝鮮問題で協力することはないと計算しているようだ。

■核開発と引き換えに犠牲を払ってきた

 首都平壌(ピョンヤン)では、4月15日の金日成主席生誕110周年に合わせた大規模な軍事パレードが行われる見通しだ。米韓関係筋によれば、パレードが行われる金日成広場に似せた平壌近郊・美林飛行場では、多数の人員や車両が集結してパレードの予行演習を行っている様子が、情報衛星などによって確認されている。4月は金正恩総書記が党最高指導者に就任して10年になる節目の月でもある。パレードでは、北朝鮮が3月24日に発射に成功したと主張する新型ICBM火星17等の最新兵器が続々、登場する可能性が高い。

 米韓関係筋の一人は、北朝鮮の思惑について「核保有を米国に認めさせるのが狙いだろう」と語る。金正恩氏の実妹、金与正党副部長は20年7月に発表した談話で「朝米協議の議題を『非核化措置対制裁解除』から『(米国の)敵視撤回対朝米協議再開』の枠に改めるべきだ」と主張した。脱北した元党幹部によれば、「敵視撤回」には、北朝鮮を攻撃できる米核兵器の撤去、在韓米軍の撤収などが含まれる。
 バイデン米政権もすでに北朝鮮の非核化政策について「段階的、現実的なアプローチ」を唱えている。東アジアに「核ドミノ現象」が起きることを避けるため、米国は北朝鮮の非核化という目標は捨てられないが、実際は核軍縮と同じ道をたどることになる。

 ただ、北朝鮮は核開発と引き換えに、多くの犠牲も払ってきた。韓国銀行が3月30日付で公表した資料によれば、北朝鮮の国内総生産(GDP)は16年を100とした場合、20年は88.6まで下落した。輸出入総額も16年の65.3億ドルから21年は7.6億ドルに激減した。17年に国連による経済制裁が大幅に強化され、新型コロナウイルスの影響で20年1月に国境を封鎖した影響も大きいが、軍事開発に走るあまり、公衆衛生への投資や国際協力を軽んじてきた結果とも言える。
■水道もガスも壁紙もなく、サンドイッチを知らない

 北朝鮮は「無償医療」を唱えてきたが、無料なのは診察費だけで、治療薬は患者が市場で自ら購入しなければならない。入院費も有料だし、治療を優先的に受けるためには賄賂(わいろ)も必要になる。一般市民が比較的設備が整った平壌の病院で治療を受けようと思えば、居住する地区にある人民病院の医師の紹介と莫大な費用が必要になる。

 現在、世界で新型コロナウイルスのワクチン接種を始めていない国・地域は、アフリカ・エリトリアと北朝鮮しかない。韓国統計庁によれば、19年の北朝鮮の総発電電力量は238億キロワット時(kWh)。韓国の5630億kWhのわずか20分の1にも満たない。これは北朝鮮全体の電力需要の2割程度しか満たしていないとされる。北朝鮮には、低温でワクチンを流通管理するコールドチェーンもない。北朝鮮が国境封鎖を続ける背景には、こうした脆弱(ぜいじゃく)な社会基盤の実態がある。

 21世紀の北朝鮮には悲惨な情景が広がっている。特に地方の農村地帯は「韓国の1960〜70年代と同じ状況」(脱北者)が続いている。住宅には水道もガスも壁紙もない。近くの川や井戸からくんだ水と、炭や木々を使って煮炊きする。電気は夏季であれば、朝夕を中心に1日3〜4時間使えるが、河川の凍結で水力発電が使えない冬季は、一日中電気が使えない場合も多い。中朝国境地帯の鴨緑江(おうりょくこう)や豆満江(とまんこう)では、今も洗濯や水浴びをする北朝鮮住民の姿が見られる。

 07〜10年と13〜18年にドイツの駐北朝鮮大使を務めたトマス・シェーファー氏は在任中、中朝国境にある中国・丹東に出張した。平壌に戻る途中、車が故障した。近くの畑で働いていた農夫たちがタイヤ交換などを手伝ってくれた。シェーファー夫人がお礼にバナナをあげると、農夫たちは疑わしげな目つきになり、夫人に「これは一体どうすればいいのか」と尋ねたという。また、12年に訪朝した北朝鮮専門家は咸鏡南道の民家を訪問した。お土産にサンドイッチを渡すと「どうやって食べるのか」と質問されたという。

 その結果、金正恩総書記が採ったのが棄民政策だった。北朝鮮の人口は約2500万人。彼らが「革命の首都」と呼ぶ平壌以外の地域に住む人々は、人口250万とも300万とも言われる平壌に富を集めるために存在する。地方の人々は特別な通行許可証がなければ、平壌に入ることは許されない。国は医療や教育、インフラ整備に予算をほとんど投下しない。道路整備や公共施設の建設には、市民が勤労奉仕を強要される。(朝日新聞記者・牧野愛博)
https://dot.asahi.com/aera/2022041200017.html
改めて北朝鮮の現状が悲惨なのが分かります^^;

今ロシアの都市では、未だに燃えるゴミを使った暖房が主流です。
資源が豊富なはずなのに、国内のインフラは北朝鮮同様に蔑ろにされています。

外貨を稼ぐ資源があるお陰で何とか都市部は先進国並の生活水準を保ってますが、経済制裁で外貨が稼げなくなっているので、徐々に北朝鮮並になって行きます。

国民生活は相当悲惨になるでしょうが、ソ連時代を耐え抜いたロシア人です。
日本はロシアを北朝鮮並に扱うように方針転換する時期です。

拉致被害者を返す交渉以外北朝鮮としないのと同様に、北方領土奪還交渉以外ロシアとするべきではないでしょう。
隙を見せたら襲ってくる国だと、ウクライナ戦争で分かりましたから^^;

[FT]ガス輸出大国ロシア 届かないシベリアで大気汚染
2022年1月5日 14:58
ロシア・シベリアの都市チタのエネルギー会社で働くビタリー・ゴブリクさん(46)は市内を一望できる高台に立ち、幾千もの低い煙突が密集し急拡大する郊外を見渡した。ゴブリクさんが「住民は貧しさのあまり、石炭や木材だけでなく、ゴムやごみ、廃油、鉄道の枕木も燃やす。めぼしいものは何でもストーブに放り込む」と話す背後で、煙突から出る煙が空に溶け込んでいく。(以下略)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB050OO0V00C22A1000000/
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