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2021年01月13日00:09

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ネットにつながったから騙されなくなったの

何のために働くという疑問を持つのは大体バブル以降の世代からで
その前、愛しのエリーっていうドラマに代表されるように
大学を卒業したら試験の延長で入社するって感じだった。
それは天と地ほど進学とは違うのに驚いてやめる人も多かった
だから富士通やJRは2000人くらいの新入社員を取って
それが競争になってた
数年するとほとんどやめるんだけど、やめても転職先はあった。

結婚も同じで、1980年くらいまでの人に聞くと

「ある年齢になったら結婚するのがみんな当たり前の義務だと思ってた」
からみんなで結婚した。うちの親なんか式場は公民館だぞ(まだ残っている)

要するに友達がiPhoneだから私もiPhoneと同じ理屈で
周りがみんなそうだから自分もそれが自然と疑わない。
だから進学校の生徒はほとんど大学にいく。決してあきらめない。
浪人組も必ず入る。当然だから。

ネッシーもいたし、クッシーも、ヒバゴンも、雪男も、
モケレムベンベも必ずいると言われたらどこかにいると信じた。

これがインターネットの登場でおかしくなった。
インターネットで本当の情報が手に入る上に
それを瞬時につながっている人が共有できるのだ。
スマホでこの共有力が強まり、
SNSで拡散力というものになり、
嘘は一瞬でばらされる。
逆にデマが一瞬で広まる。

この拡散共有力が全員を”キラキラのわたし”へ引っ張る巨大な引力を持ったわけ。

みんなダウンタウンになりたいという思いを共有し、NSCへ
みんな成功したいから、ギャンブル投資へ
みんな外国に行きたいから、短期留学へ

そこには泥臭く、這いつくばって他人の礎になる気概は存在しない。
”みんなが二等辺三角形の頂点でキラキラする世界”に憧れている。

共有ネットの世界ではみんな支配者で毎日遊んで暮らせる、未来は夢いっぱい
だから下働きも奴隷もいない。

ところが現実はそうでない。
通勤電車で思い知る。
だから出世したければ通勤は長い時間するとダメだというのだ。
昔はそうでなかった。通勤がながくても新聞や本を読めた。
今やスマホで一瞬たりともキラキラ価値観の共有行動から逃れられない。
ゲームですらヒーロー報酬が落ちてくる(笑

現実は下働きをしない、できない、わからないぐうたらの
そこそこ勉強ができる肉塊である。

まだITバブルのころはこの区別がついていた。
今の35歳以下にその区別がつく日本人はあまりいない。
バブルがはじけた上に、結構貧しい子供時代を送っている。
キラキラしたい
働きたくない
一攫千金したい
億りびとになりたい
やりたいことを仕事にしたい
アーティストになりたい
SNSフォロワーを100万人ほしい
カワイイわたし

現実は水商売や詐欺に手を染めて無理をしている。
それをちゃんと売りにしてるならいいが、
キラキラの後ろで隠れてやるものは多い。
なかなかにグロテスクだ。

ネットがいかに影響を与えたか、ネットの黎明期を知っている
私くらいの人はあまりいないだろう。
なにしろ最初は水道管理のプログラムをDOSで手打ちして
コンパイルに数時間、プリントに一晩、エラー潰しに一週間を
繰り返していたわけで。
あんなクソツマラナイ下働きはない。

ところが今それができる人がいないわけだ。
C言語の処理の流れが読めないプログラマが山ほどいる。
下働きってそういうことなのだ。
その時にはわからない。

じゃあどうすればいいのか?

この共有力がベースの社会だと、きちんと理解すればいい。
共有しているうちはみんなぐうたらだ
その逆の処理をすれば共有社会を生き残れる、と。

その基礎哲学をきちんと持てば、キラキラに支配されずに済むだろう。
哲学があればその人にとっての仕事というものを再定義可能だ。
哲学。
アベノミクスで全否定された文系の中で国文学以上に不要論が出てくるものだ。
理系偏重の政策はあと20年は続くので、今よりももっと
なぜ仕事をするのかわからない若者が量産され
無気力な牛丼カレー回転寿司しか知らないバカが増えるだろう。

哲学をやれ。
哲学は考え方の学問だ。
自分の哲学を作る訓練だ。
その訓練ができれば
他人の日記に意味不明の身勝手なコメントをすることもない。
もしかしたら10年後には哲学科というものは日本から消えているかもしれないが。
(ちなみに私も大学時代いらないものと思っていたが、学友に鍛えられた)
哲学は論理思考で、論理はプログラムの基礎だ。
なぜ哲学を軽視してプログラムを必修化するのか意味不明だが
普通こう考える。

自分だけキラキラするためには宝くじに当たらなければならないと。
それならどういう買い方をすればいいかを考える。
なんとなくみんなとおなじように銀座に並べば勝てるわけがないから。

わからなければ下積みが足りない。社会の中の自分をきちんと見つめよう。

マイミクさんに教えていただいた、ユダヤのタルムード
藤田田の日本のユダヤ人、に仕事の目的が書いてある。
非常に明快だ。なにより数千年続いているから
わからなければこれを目標にすればいいだろう。


なぜ仕事をするのか

週末、おいしいものを好きなだけ食べるためさ

これだけである。

簡単?やってみるといい。できない。
ホントにできない。
正直に言おう、相当にお金があってもできない。
必ず惜しいという気持ちが出てしまう。
好きなものを好きなだけ食べれるか?
食べれないよ。
かならず遠慮する。
遠慮して、制限するか、食べ放題を選ぶ。
言い訳だけは芸術的だ。

最高のフレンチレストラン、最高の鮨で
値段を気にせず好きなものをアラカルトで食べる
そこにある酒を自由に注文する。
エッフェル塔の上でディナーを取る
NYでランチタイムにロマネコンティを1本頼めるか。
ほら上を見たらきりがなくなるぞ

できるか?
実際できる人はほとんどいない。

そのために仕事をしろ。
自分へのごほうびで腕時計だの自動車だの買おうと思っていたら
30歳なんてすぐすぎる。
数千年前の人なら、もう寿命だ。
だからこの金言はものすごい力がある。

若い人がこの言葉をしったなら
まさに今あなたは救われた。

ネットから遮断され、がむしゃらに、よくわからないまま一兵卒を当然とし
他人の礎になって当然という気持ちを持っていたのが、
ネット以前のモーレツ社員、あなたの親の世代なのだ。
かれらの無私の努力の死体の上にバブル以降の日本があるのだ。

ネット社会ではもう騙されない、だからこの金言を頼りにすればいいだろう。

週末の美食すら自由に考えられる人はほとんどいない。
まして成功は一日にしてならず
成功してから美食をしようという人はすでに死んでいる。
だから今日を全力で生きれるのだ。


■何のために働くの? 世論調査でわかった「モーレツ社員」が減った原因 じわじわ増える「生活のため」
(ウィズニュース - 01月12日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=6373647
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