mixiユーザー(id:33240433)

2020年12月15日04:45

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「真実」など存在しない。

この事件の被告は、個人的にもいけすかない人物ではあるのですが。


軽薄な政治論客ほど、自分が真実を知っていると誤認しているようですが、真実というものは存在しないか、あるいは存在しても人に伝えることはできません。これは原理的な問題なので、主義や主張で回避できるものではなく、「俺は真実を知っている」と言う人全てが必ず間違っていることになります。

ただし、この場合の間違いとは「彼は真実を知らない」ということではなく、「彼は当然ながら真実を証明できない」、「彼のいう真実かどうかを他人が証明することができない」という意味です。「偶然真実を言い当てている可能性はある」ものの、「本人も他人もそれが真実であることを断定できない」という意味で、「彼は真実を知っているはずがない」のです。

単純に言えば、「ここに咲いている花が赤い」ことは、誰かに言おうが写真に撮ろうが映像にしようが、誰にも「真実かどうか」を伝えることはできません。10人の証言を揃えても全員嘘をついているかもしれないし、写真や映像は捏造じゃないか、と言われれば、「そうでない証明」はできないのです。
中には、「俺はこの目で見たんだ!つまり俺はこれを真実だと知っている」という人もいますが、「そもそもその赤は誰かが染めたもの」かもしれません。
屁理屈を捏ねているようですが、この例え話は我ながら良い例題を提示したものであり、「青いチューリップ」の存在とその証明について世界的に紛糾した時代があります(ちょっと大袈裟か・・・)


今回の事件を例に挙げるなら、「飯塚氏が実は正しくて、警察やトヨタや目撃者が全部グルになって彼を貶めている」という可能性を「否定しきれない」のです。もちろんその説明は端折りますが笑、陰謀論であれなんであれ、飯塚氏が正しい可能性はゼロではないのです。逆説的な証明として、「飯塚氏は上級国民なので警察も行政もメディアもグルになって優遇している」という陰謀論を真であるとしていた人たちが数多くいましたよね。

結局、裁判や報道における「事実」や「真実」は、「人間の経験則において妥当だろう」と思われる「緩やかな合意」にすぎず、例え犯人本人が自白したとしてもそれが真実とは限りません。仮に突拍子もない自白を犯人が始めると、「それは嘘だろう!真実は違うはずだ!」と言い出すのが人間だからです。そして「違うはずの真実を証明する手段」を我々は持ちません。

これは論理的な限界であり、原理と言って良いほど強力なことわりなので、右翼だろうが左翼だろうが、正義も悪もなく適用されます。うかつに真実とか事実を断定すると、それだけで論理的な矛盾を引き起こすことになります。

・・・やらかしがちだから気をつけなきゃなー

■池袋暴走、弁護側は車の欠陥主張 遺族「勘違いとしか」
(朝日新聞デジタル - 12月14日 15:09)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6342279
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