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2020年10月25日23:46

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「赤ちゃんポスト」の違和感と存在意義。

赤ちゃんポストを擁護する方の心情はよくわかるし、根本的に優しい素晴らしい方が多いのだろうと思う。
が、違和感があるのも事実。

違和感の正体を探ってみると、社会的な基盤が整備されないまま赤ちゃんポストという終着駅だけが用意されていることに対する違和感のようだ。

例えば、母子家庭であれば、児童扶養手当や保育園優遇など様々な事前の施策があり、労働者全体をカバーする職業訓練やハローワークといった制度、公立の専門学校といった教育など、何重にも事前策が施されているが、「本当にダメな時はここに放り込んでください」という制度はない。男性や障害者、元犯罪者などを例にとっても命を保証される終着駅は用意されていない。※

子を生んだ直後の母親だけは無責任に命を投函できるというのはなんだか不思議ではある。ある日突然子を胎内に宿すなら仕方がない面もあるが、出産に至るには妊娠するに値する行為を経るわけで、出産後に親としての責任を放り出して良いのであれば、何歳の子供であっても育児の責任を放り出して良いのではないか。

批判的に聞こえるかもしれないが、個人的には(特に母親の)一義的な親権保有には懐疑的であり、国全体・社会全体で子育てをするという考え方はあっても良いと思う。そういう前提であれば、育てきれない子供を手放す、あるいは国が保護するという意味で赤ちゃんポストはむしろ有意義だと思う(本来は未成年全体に適用できるべきだが)。


※法制度上は存在しても、審査等あって適用されない場合がある点で赤ちゃんポストとは異なる

■蓮田太二氏死去、84歳=赤ちゃんポスト創設
(時事通信社 - 10月25日 16:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6281610
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