本当は新型コロナ関連のデマに関する記事に付けたい日記ですが、別の日記をつけたので、この記事を借りて別の話を。
2020年2月末から3月上旬にかけて、日本でトイレットペーパーが不足するというデマが流行し、実際に買い占められたのを覚えているでしょうか。日本の転売屋やツイッターユーザーが
「マスクの次に品不足になるのはトイレットペーパー」
という形で広めたのが発祥だという話をよく聞きますが、実際は違うようです。
発端は香港にあります。
「中国政府が、香港への日用品の輸出を規制する検討をしている」という情報が始まりです。この情報自体がデマでしたが、
「香港へ」が抜け、日用品がトイレットペーパーになり、
「中国政府が(マスクや)トイレットペーパーの輸出を禁止する」
という形でのデマとなりました。
このデマはコロナウィルスに対する警戒心に乗って、世界中へ拡散し、アメリカで大きく報道されるような事件も起こったりしました。
ところが、結局として、デマは真実に変わります。私自身は香港の友人から愚痴として聞いてすぐに対応したので(1パック買っただけですが・・・)特に困ることはありませんでしたが、その後しばらく観察していると、実際に小売店からトイレットペーパーはなくなりました。結局、デマが真実になったのです。
一方で興味深かったのは、
「トイレットペーパーの在庫は十分で、来週には品不足が解消する」
というデマが2度に渡って流されたことです。
この情報の前半は真実、しかし後半は実現しなかったのでデマです。この情報は政府発信、各大手メディアがこぞって報道したものですが、私の知る限り、特に1回目の発信では全くというほど解消されませんでした。
2回目では、AEONグループなどが大々的にキャンペーンをはり、在庫を積み上げて報道も加熱し、一定の効果があったようですが、私の生活圏の西友やヨーカドーで、私の勤務時間外に在庫があることはなく、これを「品不足が解消した」と認定するのは非常に甘い判定でしょう。
このトイレットペーパー騒動は、香港で端緒が開いてすぐに私が把握することができ、その後ずっと追跡して観察できたので、デマに関する良い教訓をえられました。デマとして流通した情報が全て一部真実を含むこと、デマと思われた内容が実現してしまったり、事実と思われた内容がデマとかしたりするなど、興味深い事件でしたので、共有したいと思います。
■外出自粛で「コロナ抜け毛」に悩む人が増えた? 番組特集がネットで話題
(しらべぇ - 05月06日 13:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=6072702
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