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2019年10月04日04:01

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鍵はトルコン…かな?

■タイに渡った日本の機関車。あまりにも手探りな導入に日本人のおじさん2人が立ち上がる
(HARBOR BUSINESS Online - 09月27日 15:40)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=219&from=diary&id=5804646

ニッポンの常識世界の非常識…
いい意味でも悪い意味でもこの言葉が当てはまりそうだ。
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このDD51なるディーゼル機関車、本邦に於いては標準的なディーゼル機関車として全国各地(但し四国は除く)で活躍し、またこの機関車と同じエンジンを積んだ他形式も多く登場し全国的に活躍した。いずれの機種も今は勢力を縮小したとはいえ未だ現役車が活躍している。

ただ、世界的に見るとこの機関車の基本構造はかなり特殊な部類に入る。それはエンジンからの動力伝達機構にある。

ディーゼルエンジン或いはガソリンエンジンでもイイが、液体燃料を燃やして動かすエンジンを用いる鉄道車輌(総称して内燃車輌と呼ぶ)がその動力を走行に用いる手段には大きく分けて3種類ある。
1:機械式
2:電気式
3:液体式(液圧式)

1の機械式とは自動車で言うところのManualTransmission、所謂MT車。そう、Clutchを切ってGearChangeする。黎明期の小型車輌によく見られた方式で実際に自動車用部品を流用したものもあった。構造は単純で自動車整備と同様に扱えるMeritはあるが、複数の車輌を連結して運転する場合それぞれに動力車乗務員=運転士=が必要になり発進・加速の際などお互い息を合わせて操作を同調させねばギクシャクした走りになってしまうのがDemeritである。大型車輌には向かない。

2:の電気式とは、ディーゼルエンジンで発電機を回しそれで得た電力でモーターを回して走る方式で言ってみれば火力発電所を積み込んだ電車・電気機関車である。近年普及しているハイブリッド車とは似て非なるものだ。制御方式は電気車に準じ、複数の車輌を連結しても総括制御(先頭車両の運転台で変性内全動力車両の一括して行える)が出来る。ただ、電気車両に[発電所]が乗っかる分どうしても重量面では不利になる。専ら機関車向けの方式だ。諸外国では寧ろ主流の方式ではあり、我が国でも内燃車輌の黎明期にも登場したが重量制限の厳しい本邦では当時の技術水準では満足のいくものにはならず主流にはなれなかった。ただ、近年は技術革新もあり、今主に北海道で活躍している新世代のディーゼル機関車(JR貨物のDF200型)はをこの方式で求められる性能を発揮出来ていて今後の主力機になれる可能性は秘めている。

3:の液体式(液圧式)とは、自動車言うところのAutomaticTransmission、所謂AT車である。本邦ではこれが主流で広く普及している。殊に自車に客室や荷貨物積載機能を備えた気動車(ディーゼルカー)に向いた方式である。機関車用としても小型のものにはいいが、本線上を重量ある列車を牽引し高速走行する大型の機関車向けの液体変速機(Torqueconverter)の開発とMaintenanceが結構難しくこれに成功し実用化できたのは日独2国だけと言っても過言ではない(本邦もかつてドイツからライセンス契約で導入したエンジン・変速機を備えた亜幹線の次期主力機と期待され鳴り物入りで登場したもののあまりに特殊な構造と故障時の対応のややこしさから結局使いこなせず僅か10年程度で[お蔵入り]になってしまった機関車がある)。

本邦のDD51形式はこの液体式である。そして第1号機の登場は何と約60年前だ。途中か様々な改良(所謂Versionup)を得てはいるが基本は当時のまま。今となっては旧式化・非効率化している部分も少なくない。ただ、旧国鉄にあっては基本性能が求められる仕様を確保していること、標準化のスケールメリットがあること、動力近代化≒SL廃止が急がれたこと、仕様変更は労働組合との調整が厄介なことなどから短期間で大量に増備され長く主力として活躍した(その代わり国鉄末期にはかなりの余剰車が出てしまい比較的経年が新しくまだまだ活躍できる個体までもがその命を絶たれた例は少なくない)。

その安定した性能で高評価なDD51ではあるがその影には[匠]達の手厚いMaintenance、殊に[予防修繕]があったことは否めない(それは同系式に限らず、また旧国鉄・JR・民鉄等官民問わず本邦鉄道界では基本的なConceptではある)。

何故まだ壊れてもいないのに予防修繕を行うのか?それは鉄道並びに信号・保安装置などに走行中や運用中に故障が発生すると事故になり得るから。そして鉄道事故は最悪人命を失うという恐ろしい事態になりかねない。故にそれを防ぐために以前より行われている(それでも完全に防ぎ得るものではないが、少なくとも事故のリスクは減らせる)。

彼の国の鉄道界の諸氏には是非[予防修繕]の思想を理解し取り入れて欲しいところ。そしてDD51に限らず、輸出した[中古車輌]のMaintenanceの支援には本邦鉄道界からもその[腕]を持つ人材の支援を期待したい(長年その任に就き定年退職するもまだ体力も技術力も衰えていないって人などうってつけだが…)

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