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2019年02月10日09:57

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アカデミー作品賞をBlu-rayで極める!6:「アルゴ」(第85回)


1979年11月、イラン・テヘラン。独裁者パーレビ国王のアメリカ亡命に抗議する親ホメイニ派の市民たちが大挙してアメリカ大使館に押しかけた。そして彼らは突如暴徒化して大使館内になだれ込み、50人の職員を人質にして占拠してしまう。これは新たな国の指導者となったホメイニの意を汲んだ革命防衛隊の作戦であった。彼らの要求は、イラン国民を虐げ続けたパーレビを引き渡すこと。だがアメリカ側はそれをはねつけ、事態は膠着する。

占拠から69日後。CIAのトニー・メンデスは、国務省の主催する会議にオブザーバーとして参加するよう上司に命じられた。そこで明らかになったのは、実は占拠直前に6人の大使館職員が外に脱出していたという事実。彼らはカナダ大使の私邸に逃げ込み今もそこに潜伏しているが、テヘラン市内を巡回し各戸訪問をしている防衛隊に見つかれば即射殺されてしまう。まずはこの6人を救出するのが急務だとホワイトハウスは判断したのだ。トルコまで自転車を使って国境を越えさせる案、カナダ人宣教師に化けさせる案など、国務省は様々な救出作戦を立てるが、トニーはそれを一蹴する。トニーは国外脱出作戦立案のプロなのだ。もっとも安全で、防衛隊の意表を突き、堂々とイランのメヘラバード空港から旅客機で脱出する方法を彼は提示する。それは、夜のテレビで「猿の惑星」を見て思いついた奇想天外な作戦だった。

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「アルゴ」。

ここ10年のアカデミー作品賞のなかで、もっともハナシが面白い映画だったなぁ。

トニーは、ハリウッド屈指のメーキャップアーティスト、ジョン・チェンバース(実在)と大物プロデューサー、レスター・シーゲル(架空)と手を組み、映画プロダクションを立ち上げ、SWのパクリみたいなSF大作「アルゴ」を製作。そのロケハンと称してイランに入り、6人をカナダ人スタッフとして出国させるというのが脱出作戦の要旨でした。カナダ側の多大な協力があってこその作戦でしたが、果たして成功したのかどうか…それは観てのお楽しみ!


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シリアスなポリティカルスリラーなのに、ハリウッドのシークエンスが明るくユーモラスなのが楽しかったですね。特にジョン・グッドマンとアラン・アーキンのコンビが最高。「アルゴくそったれ!」は当時の俺的流行語になりました(笑)。

1979年当時のテレビ・映画のカルチャー描写もふんだんで、SWは勿論、「宇宙空母ギャラクティカ」「ラブボート」なども登場します。

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