mixiユーザー(id:157948)

2018年08月01日14:07

143 view

「質の悪い問題もある」という話題。どうして子どもを騙そうとするの?

 正解させるために子どもを騙そうとするのはどうして? 騙しちゃだめですよ。

 質の悪い問題もあると教えましょう。
 悪問も捉えようによってはチャンスです。なぜなら、知能の高い子どもには「読む力が低い子がわかるように問題を作ってあるはず。お前より読む力が低い子だったらどう読むか考えてみたら?」というアドバイスをする機会になるからです。
 正解する必要はありません。この問題では両義的解釈のできる能力を持つ子を測れませんから。「もらう」としか書かれていなければ増加か減少か、たしかに決定は難しい。
 心配しなくても学年が上がるにつれて両義的解釈が可能な問題は減ります。高校あたりになれば上位校ではまず遭遇しません。だから些細なことだから無視してしまいましょう。
 通知表が悪くなっても気にする必要はありません。通知表はすべてを測定していませんから。

 よくないのは「正解するにはどうしたらいいか?」という悪問の土俵に乗ってしまうこと。記者も乗っていますね。よくないですね。
 ぜひ子どもの知性を発展させることを第一に考えましょう。
 「正確に解答することができない」ことに気づく可能性のある子ども全員に「正確に解答することができない」と気づかせましょう。それが周りの大人の責任です。

◆

「桃が5個あります。3個もらうと全部で何個になりますか」 足し算とも引き算ともとれる算数の問題が難しい
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5225330

 「桃が5個あります。3個もらうと全部で何個になりますか」という、一見簡単そうで解答に困る算数の文章題がTwitterで話題となっています。桃がどこから誰へ移動しているのか、文章が不明瞭でどうとでも解釈できてしまう。

【その他の画像】

 この問題、自分が5個持っているところに、さらに3個もらったとして、「5+3=8」で「桃は全部で8個」と答えさせたいように見えます。しかし、どこかに5個ある桃を3個取ったとすれば、もともとの桃は5−3で2個になるとも読めます。文章としては「どこかから3個もらったのだから、手元にある桃は全部で3個」「5個あるうちの3個が移動しようと、桃は全部で5個」といった解釈もでき、考えるほどに正解が分からなくなってきます。

 問題文は投稿主のゆき乃さんが、小学1年生の息子さんと解いたドリルを紹介したもの。息子さんは「もともと5個ある桃は誰のなの?」と困惑しながら、どこかに5個ある桃から3個もらったと解釈し、「5−3=2」と式を立てました。正解とも不正解とも判断できない解答に、ゆき乃さんも「桃はどこに5個あって、誰がどこから3個もらったの?」と考え込んでしまいます。

 このドリルには、「おはじきが7個あります。3個あげると、残りは何個ですか」という問題もありました。これならば「7個あるものを誰かに3個あげた“残り”」を求めるのだから、「7−3=4」が正解と分かりやすいように思えます。

 投稿主は一連の設問に対し、「『主語は常に自分』として、『残りは何個』と聞くものは引き算で解き、『全部で何個』と聞くものは足し算で解くといったルールがあるのだろう」と推測。実際、高校生の娘さんに意見を求めたところ、「“全部で”とあるから足し算に決まってる」と即答されたそうです。それでも、その「決まってる」は出題者への忖度(そんたく)なのでは? と、疑問を投げかけています。

 ツイートには、「問題の文章がおかしいのだから、足し算しても引き算しても正解とすべき」「『桃を5個持っています。“もう”3個もらうと〜』ならまだ分かるのに」など、どうとでもとれる問題文への批判が多数。「文が簡素化されすぎていてストーリー性がなく、文章題である意味がない」という意見もありました。また、「“全部で”と聞かれているのだから足し算。そういうものだと割り切るよう教えられた」といった報告も散見されます。

 ゆき乃さんは息子さんの疑問をきちんと認めたうえで、学校で学ぶ「算数」のルールについて「覚えてしまおう」と教えることに。そして「これは一種の処世術のように思いました」と述べています。

◆

(超耳)

>学校で学ぶ「算数」のルールについて「覚えてしまおう」と教えることに。そして「これは一種の処世術のように思いました」と述べています。

 惜しいですよね。
 「読解力の低い子でも答えられるように作ってある」という事実を教える好機でしたのに。
 大人になるとかんたんに気づくことでも子どもは気づきません。大人が提供するものはすべて適正であるはずだという前提で考えます。
 せっかくのチャンスを失いました。
 早めに気づいて、「この問題に正解しなくてはいけない」という思い込みを脱することができたらいいですね。
 たぶん脱すると、皮肉なことにこの問題は「ああ、足し算させたいんだろうな。未熟な書き方だけれどさ」と読み取ることができるようになり、かんたんに正解するんですよ。

 適切に教えれば、私たち大人がいともかんたんに「これは足し算させる問題だ」と看破できるのと同じになるんです。
 そちらに近づけてやれば?
 どうして騙そうとするの?

3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年08月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

過去の日記

2026年
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年