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2018年07月10日09:09

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米中貿易戦争の隠れた勝者は日米中の製造業者

東京製鉄、貿易戦争の隠れた勝者
証券部 白壁達久
2018/7/10 5:30日本経済新聞 

 米トランプ政権が鉄鋼やアルミニウムの輸入制限に踏み切ってから3カ月あまり。新日鉄住金とJFEホールディングスが年初来安値圏で推移するなど、軟調な展開が続く鉄鋼株の中で、株式市場の注目を集めるのが東京製鉄だ。貿易戦争を逆手にとれる可能性があると、6月以降反転し、1月の年初来高値(1037円)に近い水準まで回復している。

 日本鉄鋼連盟が9日に発表した5月の鉄鋼需給統計。追加関税がかかっている米国向けの鉄鋼輸出が前年同月比17%増の16万トンと、同45%減の10万トンだった4月から増加に転じた。

 この不思議な現象を演出した主役の1人が東京製鉄だ。同社は「関税引き上げ以後、米国向けに引き合いの声が増えている」と米国向け輸出が好調なことをうかがわせる。

 トランプ政権による輸入制限の表明以降、米国内では鉄鋼価格が急騰している。もともと自動車や建設向けに需要が高いところに、輸入制限策で需給がタイトになるとの観測が広まったためだ。米スチールベンチマーカーによると熱延コイル価格は6月25日の相場で1トン1000ドル(約11万円)と、2017年末の703ドルに比べて4割強上昇。08年以来、10年ぶりに1000ドルの大台を超えた。

 同じく追加関税を受けている中国の5月の対米輸出は7万トンと4月に比べて3割増えた。中国国内の熱延コイル価格は559ドルと米国に比べて4割安い水準。アジア市況でも約700ドルと3割安い。「アジアと米国の市況価格差は100ドル程度だったが、300ドルに広がったことで輸送料や追加関税を支払っても輸入品の方が安い現象が起こっている」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の黒坂慶樹氏)のが背景だ。

 中国の全体の輸出量は5月に688万トンと1月に比べて5割近く増えている。「(輸出先は)ベトナムなど東南アジアが中心だが、そこで亜鉛めっきなどの加工を施して米国向けに輸出されるものも多い」(鉄鋼メーカー幹部)ことから、直接統計には出ない中国産鉄鋼の米国輸出が増えている可能性もある。

 貿易戦争のさなか、抜け目なく対米輸出を増やしてる中国勢に対し、日本勢は全体では動きが鈍い。9日に経済産業省が発表した7〜9月期の普通鋼鋼材の輸出見通しは前年同期比0.5%増の620万トン。「日本の鉄鋼メーカーは国内需要を優先しているため、輸出向けはほぼ横ばいにとどまる」(小見山康二・金属課長)。新日鉄住金やJFEホールディングスは国内の自動車や建設需要向けに優先的に供給している。ハイテン(高張力鋼板)など付加価値の高い製品の製造は汎用品に比べて工程が多く、一気に増産体制を整えるのは難しい。輸出に回す余裕があまりないのが現状だ。

 自動車など国内大手企業との長期契約が中心の高炉メーカーに比べて、電炉の東京製鉄は「スポットでの契約が多い」。契約に縛られず、利益が出せそうなところに売りに出せる小回りが効く。18年3月期で238万トンの販売量のうち、輸出は23万トンと1割程度だ。これまでは東南アジアが中心で米国はそこまで多くないというが、貿易戦争に乗じて米国輸出を増やす余地はある。

 電炉業界は資材の黒鉛電極の高騰が懸念材料。東京製鉄も19年3月期の売上高が前期比26%増の2060億円に拡大する一方、純利益は3%減の110億円と落ち込む。中国勢に負けない抜け目のなさで、資材高を補うような勢いを見せられれば、評価はより高まることになる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32780220Z00C18A7000000/
>トランプ政権による輸入制限の表明以降、米国内では鉄鋼価格が急騰している。
>中国の全体の輸出量は5月に688万トンと1月に比べて5割近く増えている。
>これまでは東南アジアが中心で米国はそこまで多くないというが、貿易戦争に乗じて米国輸出を増やす余地はある。

手早く利益を上げようとする米製鉄業者が値上げを急いだために内外価格差が広がり輸入が増えてる珍現象が起きてます。

これでは支那包囲網にならんですよ^^;

関税を通じて減税分を補えるので、後は政府予算がインフラに回れば米景気はまだ続きます。
難民や移民の為の福祉予算に回りませんように^^;
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