mixiユーザー(id:21183267)

2018年03月02日00:12

102 view

グローバリズムの歴史物語

グローバリズムの歴史物語テーマの一つ
「第零次グローバリズム」(大航海時代)
から直近のグローバリズム(種子法廃止)
に至る歴史物語です。

第零次グローバリズムは、
コロンブスのアメリカ大陸到達、
ヴァスコ・ダ・ガマの
カリカット到着から始まりました。

アメリカ大陸を支配した
スペインやポルトガルは、
インディオやアフリカ人を
「奴隷」として酷使し、
砂糖、コーヒー、綿花などを
大量生産するモノカルチャー、
通称「プランテーション農業」を展開。

さらに、イギリスやオランダの
東インド会社は、
インド、マレーシア、インドネシアといった
アジア諸国においても、
プランテーション農業を
現地農家に「強制」します。

綿花や藍、芥子やゴムなど、
「ビジネス」のために必要な
商業農産物の生産を強いられ、
アジア諸国の食料安全保障は
ひたすら弱体化していきました。

何しろ、綿花や藍といった商業農産物は、
食べることができません。
そして、国内の穀物農業が
不作に陥ったからといって、
いきなり小麦などの生産を
拡大することは不可能なのです。

特に、人口の多いインドでは、
商業農業への転換の結果、
背筋が寒くなるほどの飢餓が
頻発するようになります。


●18世紀 大飢饉3回 死者数不明
●1800〜25年  大飢饉5回 死者100万人
●1826〜50年  大飢饉2回 死者40万人
●1851〜75年  大飢饉6回 死者500万人
●1876〜1900年 
大飢饉18回 死者1600万人


19世紀だけで、インドでは
2000万人以上が餓死に
追い込まれる事態となったのです。

信じがたいかも知れませんが、
この手の農業のモノカルチャー化は、
今でも「グローバリズム」によって
推進されています。

例えば、アルゼンチンです。

2001年、外貨建て負債の返済が
不可能になり、
財政破綻したアルゼンチン経済は
混乱状況にありました。

アルゼンチン中部の
ラプラタ川流域に広がる草原地帯バンパは、
元々は世界最大の牧草地帯のひとつで、
トウモロコシ、小麦、サトウモロコシ、
ひまわり、落花生、大豆、野菜、果物など、
多種多様な農産物が生産されていました。

01年のアルゼンチン危機を
「チャンス」と捉えた、
遺伝子組み換え(GMO)種子の
最大手モンサント社は、
GMO大豆とラウンドアップを
売り込みます。

しかも、あらかじめ農地を
耕す必要もなく、
収穫後の農地に種を撒くだけで
発芽する「直接播種」の手法と
パッケージになっていました。


さらに、モンサントは直接播種、
GMO、ラウンドアップのパッケージを、
通常の三分の一の価格で、
ダンピングして売り込んだのです。

その上、支払いは「収穫後で構わない」
という寛容さでした。

バンパの農家は、一斉にモンサントの
「ソリューション」に飛びつきます。

結果は、悲劇でした。


GMO大豆はバンパから
周辺地域へ広がっていき、
アルゼンチン東北部の大豆栽培面積は、
1971年の3万7千�任�ら、
2002年には1160万�如�
2007年には1600万
ヘクタールへと激増。

実に、432倍超にまで
膨れ上がったのです。

1600万ヘクタールいうことは、
アルゼンチン全体の耕地の60%を
占めることになります。

大豆だけで、耕作地の六割を超えたのです。
まさに、モノカルチャー化です
(アルゼンチンでは「国家の大豆化」と
呼ばれました)。

しかも、大資本による農地の買収が進み、
91年と比較すると、
01年には15万人の農民が廃業してしまいます。

耕作地の集約化も進み、わずか6000人が、
アルゼンチンの耕作面積の半分を
所有するに至りました。

土地所有者には、
もちろん外国資本が含まれています。
まさに「植民地」と
化してしまったわけです。

来月、日本で種子法が廃止され、
モンサント社などグローバルな
アグロバイオ企業にとっての「
ビジネスチャンス」が訪れる可能性は、
極めて濃厚です。

種子法廃止の何が問題なのか。
一連のグローバリズムの政策が、
実は「500年前」に始まり、
過去の日本人も対応に苦慮していたという
歴史物語を、「今の日本人」も
知る必要があると考えたのです。

農業の歴史を紐解いていくと、
国の思惑の人々の犠牲のうえで
経済成長があるのですね。

悲惨な歴史があったこと、
その背景を知ることは
二度と同じ轍を踏まないための
道標でしょう。

子供たちに語り継ぐためにも
歴史を知ることは大切だな・・と
沁々しております。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年03月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の日記

もっと見る