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2017年09月07日15:54

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「さよなら」「バイバイ」狩りには不賛成ですけれどもありがたいなあー

 今この瞬間が乗り切れないと感じることはあると思います。
 だから「理屈じゃないんだよね」でもいいと思います。ヘンでも不合理でも、ピンチの瞬間を乗り越える手助けをする人がいること、励まされます。

 ピンチじゃないときには、細かい点にも気をつけてほしいなーとは思うのですけれどね(笑)。「さよなら」は悪い言葉じゃないですよね。他人と「そういうわけで、今はいったん別れましょう」と別離できるすばらしい言葉なんですけれども。
 他人と別離できることのなんといいことか。他人と寄り添えることとまったく等しいだけの価値を認めていいと思います。

 でも普段どおりではない瞬間なんで、細かいことはいいんです。

 このリスナーはほかにもいっぱいいる「死にたい」子とは差別されて直接電話をもらうという厚遇を受けましたよね。小さな差別がありますけれど、これもこの瞬間には、目をつぶっていいと思います。
 でもできれば、余裕があるときには、順番を考えて他の若者たちの手助けをしてやってくださるといいなーとも思います。私は、声の大きいヒナだけが餌をもらえるような子育てをする鳥はいずれ滅びると確信しているのです。負の適者生存によって。恐れずに、「実績」や「能力」や「他人への貢献度」を加味しましょう。声の大きさよりは、重視しましょう。平時にはね。今この瞬間のピンチには、忘れてもいいから。
 私たちは、今なんとかいい時代を生きられています。自分以外の強い個体が社会でがんばってくれて全体を支えていてくれるおかげです。弱者が生き残るためにこそ、まずは強者を選りすぐって強化せねばならぬことは自明の道理なのです。そのこと、忘れないでおかないといけないのです。弱者を助けるつもりで強者を冷遇すると、弱者を大量に見捨てる口減らし未来を招きます。そんな残酷なことはしてはいけない。

 その上で、今あるピンチを乗り切ることをやってくれる方々に、感謝しています。
 もっと重要な、瞬間の努力ではどうにもできない問題を起こる前に消し去ろうとしてくれている多くの方々にも、感謝しています。大人はみんなすごいなあ、って思います。人間ってすごいなあと思います。自分がピンチであっても他人の心配をしたり他人を助けたりする人だっているのを見ると、特にね。
 自分が死にたいと思っても死なないほうを毎日選びつづけてくれている人もいると思います。毎日毎日、ありがとう。

◆

■「死ぬことしか考えられません」高1女子の「さよなら」と「またね」
(TOKYO FM + - 09月06日 17:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4753074

ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」では、9月5日の放送で「死ぬことしか考えられません」とメッセージを寄せたリスナーに直接電話をかけました。パーソナリティのとーやま校長、あしざわ教頭と、このリスナーとのやり取りを紹介します。

【リスナーのメッセージ】
私は、最近ぼうっとした時に、「死にたい」とよく考えます。家では母親から虐待を受けて、学校では友達と上手くいかない。部活も私だけ大会に出ないから仲間との関係も良くない……。心が休まる場所がありません。川を見れば「飛び込んだら死ねるかな」、高い所に行ったら「飛び降りたら死ねるかな」と、死ぬことしか考えられません。つらいです。助けてください。(16歳・高1・女性)

◇◇◇ ◇◇◇

とーやま校長:今のつらい気持ちは、いつぐらいから続いているの?

リスナー:中学生になってから少しずつそういう気持ちになり出して、今が結構ピークで、ささいなことで「死にたい」って思ったりするようになりました。

とーやま校長:お母さんから暴力を受けてるんだよね? 家は何人で暮らしているの?

リスナー:お母さんと二人です。

とーやま校長:お母さんは、突然してくるの?

リスナー:お母さんの機嫌が悪い時に、ちょっとしたきっかけで殴ってきたりします。

とーやま校長:学校は行けてるんだよね? 今日は誰かと話はできたの?

リスナー:部活の人と少し話しました。

とーやま校長:こういう事を聞いてくれる友だちはいないの?

リスナー:はい。

とーやま校長:じゃあ、ずっとお母さんにもそういうことをされても、溜まったままいつも過ごしてるってこと?

リスナー:はい。

とーやま校長:俺が軽々しく言えることではないけども、ただただつらいよね。今、行き場所がないんだもんな。川を見て、「飛び込んだら……」とか、そんなことを思ってしまう自分も嫌になっちゃうよな。

リスナー:はい……。

とーやま校長:今、俺が思ってることを言うよ。例えば、俺の目の前に、今、「死にたくてしょうがない」って言ってるヤツがいるとする。前は色んなことを考えて、「そいつがそれでいいって言うなら、それで楽になれるんだったらそれでいいのかな?」って思っていた時があった。あったんだけれども! やっぱり、「自らで、自らの人生を終わらせるっていうことはダメだな」って今の俺は思ってる。色々理由とかも考えて、「じゃあ、なんでダメなんだろう?」って考えたりもしたんだけど、ここは理屈じゃないんだよね。
今、俺がオマエと一緒に歩いていて、もし、川に向かって走って行って飛び込もうとしたら、俺は理屈とかじゃなくて、絶対に手をつかむと思うんだ。100%。
俺が絶対にお前に言いたいのは、「死んだらダメだ」ってこと。

リスナー:はい……。

とーやま校長:死ぬことを選ぶのは、めちゃくちゃ覚悟がいることだと思う。昨日も言ったんだけど、俺が思うのは、そのとんでもない覚悟と勇気を使うのであれば、それよりも小さい力でできることがたくさんあるということだよ。自分で死ぬということを選ぶ前に、まだたくさんやれることや見れるものがあって、一度そういうものを見てほしいんだよね。何でもいいんよ。好きなものってある?

リスナー:ドラムをやっているので、ドラムが好きです。

とーやま校長:じゃあ、5時間ぐらいスタジオに1人で入って、好きな曲を爆音でかけて、スネアとバスドラをバカスカバカスカやる! 俺はそういうことをやってほしいんだよね。せっかく好きなものが自分の中にあって、まだまだ好きになれるかもしれないんだよ?

あしざわ教頭:今どこかで、「こうしなきゃいけないんだ」って思ってるんじゃないかな。例えば「親に反抗しちゃいけない」とか、「学校をぶっちぎってドラムを叩きまくったら怒られるかも」とか。でもそれはたぶん、死んじゃうことよりも、全然怒られないことだよ。だから校長が言ったようにもっとやれることはあるし、もっと自由がきく場所に行けるよ。何かしてみたいことはある? 何でもいいよ。

リスナー:……やっぱり、ライブに出てみたいです。

あしざわ教頭:自分がそこでドラムを叩きまくるってことだよね。やろうよ! やらないのはもったいなくない? それをやらずに終わっちゃいたくないよね。

リスナー:はい、終わりたくないです。

とーやま校長:そうだよね。まず、やりたいことを一通りやってからでも全然よくない? で、一通りやってみて、また考えて。それでもまだモヤモヤしてるなって思ったら、世の中には物事がいくつもあるんだから。楽器の数だってめちゃめちゃあるんだよ! ってことは、そこには可能性しかないんだよ。とんでもなく相性のいい楽器があるかもしれないし、もしかしたら曲を作れるかもしれないしね。

あしざわ教頭:色んな場所にも行けるし、一つのことをものすごく深く掘ることもできるからね。意外と手を伸ばすと、色んなことがあるよ。

とーやま校長:「未確認フェスティバル」って知ってる? 今年はもう終わったけど、来年出場することを目標にしてみるのはどう? 1人でも出場できるんだよ。メンバーを見つけてバンドを組んで、送ってもらってもいいしね。俺たちも、会えたら会いたいよ。
いろんな楽しいものが、オマエの周りには溢れてるからね。時間もたくさんあるから。いっぱい出会って、人生を変えて行ってほしい。

リスナー:……はい!

とーやま校長:頑張れとは言わないけど、自分のペースで、でも「ここだ!」と思った時には、全精力を掲げてやっていってみよう!

リスナー:はい!

とーやま校長:またね! また会おう!

リスナー:さよなら!

――電話を切った後、しばらくしてもう一度このリスナーに電話を掛けました。

とーやま校長:もしもし! さっき電話を切る時に「さよなら!」って言われたのがちょっとだけ気になってさ。最後は「またね!」ってお別れしたいと思って。

リスナー:はい。

とーやま校長:じゃあ、またね!

リスナー:……バイバイ!

とーやま校長:(笑)。それはダメ!

リスナー:(笑)。

とーやま校長:英訳したら同じだもん。俺はまた会いたいんだよ。「ノーバイバイ! イェスまたね!」。だから、『またね!』。

リスナー:『またね!』。

校長・教頭:よし!!

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聴取期限 2017年9月13日AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:
月〜木曜 22:00〜23:55
金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ http://www.tfm.co.jp/lock/

<今後の予定>
9/6(水) CreepyNuts (R-指定DJ松永)が生出演
9/6(水) 鈴木貴雄(UNISON SQUARE GARDEN)と茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)が対談
9/12(火) yonigeが生出演
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