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2016年12月10日22:42

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あまりにも軽すぎるのです

寒い季節が巡ってくると
どうしても思い出すのが
冷たい避難所の床に横になっていたことです 
 ...
雄勝の火葬場から
河北中学校の体育館に避難した私たちは
薄いシーツを一枚頂き
それを直に床に敷きました
 
一人に一枚の毛布を頂けたので
真ん中に子供二人を挟み
両端に私達が並ぶ形で横になりました 
 
出来るだけ子供が凍えないようにと 
自分たちの毛布を真ん中に寄せるものですから
両端は背中が丸出しの状態です
 
数日ぶりに横になれたからと言って
尖らせたままの神経では
眠ること自体が非常に難しく
ただ 体を横たえている長い時間が
永遠にも思われました
 
これからどうしたらいいのだろう
最所に何をしなければいけないのだろう
答えを懸命に考えますが
深く考えることが出来ない自分に
堂々巡りの不安がべったりと付きまといます
 
とにかく 
家族を生かすために何とかしなければ
生きるために何でもしなければ
大切な人のために 鬼にでも何にでもなろう
正解が解らないまま 覚悟だけは決まりました
 
すぐにでも 安置所に行きたかった
でも そんなことをしたら
私の母が怒るに決まっています
 
母親だったら 母親の仕事をしろ!
子供達の傍さ居ろ! 
私の母はそういう人です
いつでも家族が先
自分のことより家族の幸せを願う人です 
 
私は 亡くなった母の気持ちに従いました
母のようにならなければと思いました
 
どれだけ 私の体が二つあったらと思ったことか
叶うはずもないことを身を震わせて願ったものです
 
この感情を 何と言ったらよいのか
未だにわかりません
悲しみ 苦しみ 辛さ 苦悩 痛み という言葉では 
あまりにも軽すぎるのです
 
寒くなると 嫌でも体が思い出す震災の記憶です
 
あの日 私たちが横になった避難所ではなく
安置所の床に横たえられた人が大勢いたのです
抱いて温めてあげることが出来ない愛する人がいたのです
 
人間は耐えられる苦しみしか与えられない?
いいえ 
とても耐えられるものではないのです
耐えているふりをしないと生きていけないのです 
 
被災した人間の気持ちの一端です
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■ソロモン諸島沖でM7.8 津波警報は解除
(朝日新聞デジタル - 12月09日 03:26)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4332988
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