取引を裏切るか、成立させるか、という2枚の手札を考える。
じゃんけんの要領で、一斉に「裏切り」カードか「信頼」カードか、どちらかを出す、
というイメージをしてほしい。
相手が「信頼」を出している時に、自分が「裏切り」を出すと、3点がもらえる。
二人同時に「信頼」を出せば、1点がもらえる。
二人同時に「裏切り」を出すと、お互いに0点である。
1990年代、これをコンピューター同士で勝負させる、という試みが行われた。
この結果、非常にシンプルなプログラムが勝利したそうだ。
そのプログラムは、
・最初に信頼を出し
・次は「前回相手が出した手」を出す
というもの。
なかなか考えさせられる結果だ。(NHK出版 生命 より)
しかし、この戦略は「特殊論」であって、「一般論」ではない。
現実の裏切りの報酬が3倍とは限らないし、一対一とも限らないからだ。
判定についても詳細な記述がない。
(コンピューター同士なので、確率の揺らぎを超えて一方が得点を多く得る傾向が出た時点か、
得点差がついた後で平衡状態になった場合は勝敗が決すると思われるが・・・・)
我々は相手に信頼カードを出すことを要求するが、
自分は容易に裏切りカードを出すという性質がある。
ある意味では、理にかなっている。相手が信頼カードを出し続け、
自分が裏切りカードを出し続けるのが最も効率が良いからだ。
しかし、世の中そんな馬鹿ばかりではないだろう。
携帯会社は、黎明期を除けば、裏切り戦略を取ってきたと言っていい。
料金プランは安くなっても、機能や美観の問題で機種を変えなければならない時が必ず来る。
その会社で長く居続けるよりも、次々に乗り換えた方が得だったからだ。
一度囲い込んだ顧客から利益を吸う、というのは裏切り戦略と言っていい。
食虫植物のような戦略だ。
今後、信頼戦略をとる電話会社が現れ、そして成功するかどうか、気になっている。
■携帯各社、新料金で「焼け太り」? 長期割引わずか
(朝日新聞デジタル - 06月01日 05:34)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4020564
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