ベトナム帰りの私立探偵マイク・ハマーは、深夜、友人のパット・チェンバース警部に呼び出された。戦地でマイクの命を救い、右手を失ったジャックがワルサーPPKで射殺されたというのだ。警備員などで生計を立てていたジャックとは最近疎遠だったが、返せないほどの借りがある親友である。マイクは、ホシは自分の手で挙げると心に誓うのだった。
ジャックは妻と別居し、何かの調査をしていたらしい。妻の話では、彼は不能になりセックスセラピーを受けていたのだが、その直後から別居に踏み切ったようだ。マイクはそのセラピーを実践する診療所に出向き、院長の女医シャーロット・ベネットと面会する。シャーロットは患者だったジャックについて一切語ろうとはしなかったが、マイクは収穫を得た。彼女のデスクに、CIAがよく使う盗聴器が仕掛けられているのを見つけたのだ。この診療所には裏がありそうだと感じるマイクだった。
一方、マイクの秘書ヴェルダは、ジャックが死ぬ間際に戦友ジョーを訪ねていた事実を掴む。早速マイクが会いに行ってみると、ジョーが言うには、ジャックはロメロ大尉について質問に来たとのこと。ロメロはベトナムで暗躍したCIAで、違法薬剤でマインドコントロールなどもやっていた怪物だ。ジャックは診療所でロメロの暗部を掴んだのかも知れないと考えるマイク。だがそこに、マイクとジョーの命を狙った武装チームが襲いかかってくる。愛用の45口径でチームを撃退したマイクは、チェンバースの情報からPPKの持ち主ハリーに話を聞きに行くが、口を開く前にハリーは殺害されてしまう。何とか死に際にハリーが漏らした「銃はカレツキに貸した」という言葉を聞き取ったマイクは、次にカレツキに会いに行く。カレツキはマフィアで、ロメロとも繋がっているようだ。マイクはロメロの情報を集めるため、再びシャーロットに接近。セックスセラピーを行う郊外のノースリッジ療養所を見学し、治療と称して美女たち(セラピスト)が男たちに性の奉仕をしている現場を目のあたりにする。彼女たちに「最近の患者」について質問したマイクは、ケンドリックスという名前を聞き出した。治療が進むに連れて狂ってきたケンドリックスは、セラピストに赤毛のカツラをかぶせてナイフで傷つけるという変態行為を始めたそうだ。そういえば先日パットに会った時、彼は赤毛のカツラを被ったまま刺殺された女の事件を捜査していた。療養所を出たマイクは、この被害者がキューバからやってきた女テロリストだったことを情報屋から聞き出す。これで話が繋がった。CIAのロメロは、療養所を舞台に殺人者を養成し、国家の敵を抹殺しようとしているのだ。ジャックはこの事実を掴んだため消されたに違いない。何とかロメロを捉えようと考えたマイクだったが、既にロメロ側はマイクを貶める計画を立てていた。マイクの弱点は、秘書のヴェルダだ。彼女を始末すれば奴の動きを封じ込める。そう考えたロメロは、ケンドリックスをヴェルダの元に派遣。罠にはまったヴェルダは、ケンドリックスのアパートに連れ込まれ、赤毛のカツラを被らされてナイフで弄ばれてしまう……
「探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!」。待望のDVD化です。オンデマンドで値は張りますが、これは買う価値ありましたねー
ポイント1:タイトルシークエンス!
ビル・コンティのスコアをたっぷり堪能できるのが最高!
ポイント2:ぼかし無し!
レンタルビデオ時代はヘアに無粋なぼかしが入っていましたが、今回は一切ぼかしなし!バーバラ・カレラの剛毛もバッチリ!
…この2点だけで、男のマストアイテムと断言しましょう。正直ストーリーも支離滅裂ですし、アクションもツッコミどころ満載で駄作なんですが、何とも愛おしい映画なんですよね。
(通算1020タイトル)
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