mixiユーザー(id:33240433)

2015年12月19日01:13

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だれを轢こうかって面白い思考ゲームだけど。

大統領と妊婦のどっちを轢くのか、と言うテーマを致命的な問題のように取り上げているけど、
実はこんな問題はコンピューターにとっては非常に簡単だ。
あなたに一つ質問をさせていただき、それで完了する。
「で、あなたはどっちを轢くんですか?」

困っちゃうのは人間であって、コンピューターは困らない。
こういう場合の人工知能とは、「全部自分で学習して判断する機械」を意味するものではないよね。
結果として事故を防止、または軽減できるシステムのことだ。
当然、人命に差をつけようとするなら人間の価値観が基準になる。

「ハンドルを右に切ると1人が大きな被害を受け、
 左に切ると2人に小さな被害が及ぶ。どのような基準で判断するのでしょうか」
これも簡単。当然、けがの程度はぶつかる前に予測できる前提のわけだから、
例えば「怪我指数×(1-回避可能性)」の掛け算をして、小さい方へ曲げればいいわけだ。

コンピューターによる状況判断は、平均的な人間よりもはるかに正確だ。
おそらく過半数の将棋ファンは、手のひらサイズの人工知能に将棋で勝てないが、
これをさらに突き詰めていくと、護衛艦が搭載しているイージスシステムにたどり着く。
128のミサイルや飛行機を同時に認識し、そのうち10個を同時に迎撃できる。
この迎撃は、状況判断によって最も危険な敵から順番に行っていく。
しかもこれは、1990年頃に公表されたスペックに過ぎない。

さらに、このイージスシステムのうちの多くの部分は、
「レーダーなどの外部の情報をコンピューターに伝える」ことに費やされ、
状況判断能力はわずかなリソースしか消費しない。
これはゲームのオートモードで、コンピューターが決してミスをしないことでもわかる。
価値観さえはっきりしていれば、判断は難しいことではない。

だから、もし、車が妊婦と大統領を見分けられるなら、
どちらを轢くかをあらかじめ判断材料として与えてあれば、
制御不能な状態に陥らない限り、人間以上に正確にどちらかを轢く。

車が見分けられなければ、設問としては無意味だし、
そもそも、衝突を回避できないような状況で、
人間が正確に大統領を見分けれるかと言えば無理なのだ。
人間ができない以上、本来であれば車ができなくとも何の問題もない。
怪我の例もそうだ。
轢く前にどっちの怪我が軽そうかなどと考えることはできない。
考えて間に合うならブレーキ踏め。

というか、この妊婦と大統領の例え、トロッコ問題の本質を外しているような気もするんだけど、
斜めに読む限り誰も気にしてないな・・・。
トロッコ問題において、人間一人の価値は平等であり、
あくまでもその数的な価値観を題材にしたものであって、
何やら政治的意図を感じさせるような内容ではないのだよ・・・。
胎児は人間かとか無駄な議論もアレするしさ、致命的なレベルで思考実験に向かない人選のような・・・。

まあ、新聞ソースの時は腹も立つが、
雑誌、あるいはネット記事がソースならもう腹も立たん。
そういう意味ではまだ新聞に期待してるんだね。


■自動運転は大統領と妊婦のどっちを轢くのか?――人工知能の知られざる“死角”
(日刊SPA! - 12月18日 09:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=3765969
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