買ったばかりの小説を隣に積んで
夜の堤防道路を駆け抜ける。
オレは彼女を大人扱いしたことを後悔していた。
実は初めはちゃんと子ども扱いしていたのだ。
彼女のときにしをらしく、ときにいたずらっぽい瞳、
そしてなにより歴とした経験が、
オレの心を徐々に溶かしていったのだ。
「上手くいく恋なんて恋じゃない。」
もしこの名フレーズが本当なら、
彼女との短い関係も恋と言えるかもしれない。
さんざんな言葉を浴びせられただ謝った。
オレだけが悪いわけじゃないと知っていたけれど。
やめたばかりの煙草を吸うほどの痛みじゃなかった。
それで今夜オレはドライブに出た。
そう、隣に新しい小説をつんで。
先週金曜日は岐阜にて弾き語りでした。
聞いてくださった皆さんありがとうございました。
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