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2015年02月09日14:42

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自己責任というのは無意味じゃないかな。

写真家 旅券の返還求める考え
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3265531

この人個人の資質も問題がありそうですが、まあちょっとそれは置いておきましょう。

今回は外務省もちょっとやりすぎましたね。
もともと、憲法に書いてあるのだから「渡航禁止」はできないんですね。
正確には、「できない、と、外務省が解釈」してるんですね。
にもかかわらず、逮捕までチラつかせて止めたら意味ないでしょうねえ。
憲法自体の保護法益に反します。
憲法の精神を遵守するなら旅券法自体がきわどい表記なわけで、
そこまでするなら責任持って禁止にしとけよ、という
「その筋の弁護士」の言わんとすることも一理あるかな。

まあ、ご本人も下手打ちました。
わざわざ言いふらさなければよかっただけのこと。
シリアへの直行便なんてないんだから、一度出てしまえば何処へでもご自由にですよ。

自己責任自己責任といいますが、
こういった国民の権利を制限できないのは憲法に書いてあることだし、
近代憲法の礎となったフランス革命やアメリカ独立までさかのぼって、
皆さんのような議論はすでに飲み込んだ上で、憲法ができているわけです。
日本に限らず20世紀序盤の帝国主義時代には随分後退しましたけどね。
その議論には200年前に決着がついているので、
マジレス総理大臣も切り捨て官房長官もなにも言わないんですよ。

自己責任という言葉を追求するなら、その割に
「交通ルールを守ります」と合意した皆さんの運転マナーのひどいこと。
ルール無視して人をはね殺したらその人の人生を自己責任でやり直してあげることができるのか?
結局、自己責任というもの自体に意味がないんですね。
誰にも自己責任なんかとれません。
自分のことは棚に上げて叩きやすいレアケースばかりに目を向けてもしょうがないでしょう。
逆のほうから言えば、そういう「自己責任を果たさない人」にも権利を認め、
保護するのが近代国家の役目ですから。

◯国の諜報機関がいかにすごかろうと彼らも人であり、
現地へ行けば人的被害の可能性はあります。
結局金がからもうと政治的なイデオロギーだろうと誰かがそこに行かねばならず、
報道をやめて支援が止まればそれはテロリストを利することにもなります。
ならばせめて行くという人に行ってもらうしかないんですよね。
自称ジャーナリストが現地に行くという行動をグローバルな視点で見れば、
相応に大義はあると言うことになります。

ジャーナリズムのあり方には疑問があり、私の過去の日記はメディア批判が多いですが、
それでもジャーナリズムというものは人がいるところにはすべからく必要なものなのでしょう。
みんながやめろと言ってるんだからやめろ、という意見に至っては魔女裁判と同レベルじゃないですかね。
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