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2008年03月15日09:31

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京の冬の旅1

非公開文化財の特別公開をやってたので見に行ってきました。
市営バスの一日乗車券(500円)を買い、先ずは六道珍皇寺へ。
ここは小さなお寺で、普段境内には人がまず居ることはありません。この辺りは鳥辺野と言って、昔は京都の葬送地の一つでした。他には化野や蓮台野(ここはうちの近く)も同じ葬送地です。開祖は慶俊僧都(弘法大師の師)で、閻魔大王と小野篁も祭ってあります。おいらの好きな小野篁は平安時代の官僚で、夜には閻魔大王に仕えてたと言われる人です。小野小町の祖父であり、小野妹子の子孫でもあります。今回の特別公開のポスターにも、『子子子子子子子子子子子子』のエピソードとともに使われてました。
http://heianjiten.fc2web.com/ono_takamura.htm
入口には小野篁と六道の辻の石碑が立ってます。六道とは地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上のことで、ここがこの世とあの世の境ということです。
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本堂の右奥、境内の隅にある“冥途通いの井戸”です。これを使って毎夜あの世に通っていたと言われています。出口は嵯峨にあった寺の井戸なんですが、今はもうないので一方通行ですね。
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井戸のアップです。左右の石板の上に前後の石板を組み合わせ井桁状にしてあります。普段は遠くからしか見られないのですが、今回初めて間近で見ることが出来ました。
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普段は隙間からしか見られない閻魔堂の閻魔大王と小野篁像も開帳されてました。小野篁の袖が上にはねてるのは、井戸に飛び込んだ様を表してるそうです。本尊の薬師如来坐像は重要文化財なので普段蔵の中でしたがこれも公開してました。本堂の中では熊野観心十界図(地獄絵)や珍皇寺参詣曼荼羅図を見ることが出来ました。前者はおいらが一番見たかったもので、一番上に人の一生とその下に天上界、下半分には地獄の様子が描かれています。産湯に浸かってるところから死んで動物に食われるまでを、峠を越えるような半円状の道に順を追って書いてあり、その後ろには季節を表した梅、桜…雪の積もった木なんかも。人間の一生を春から冬に見立てたのでしょう。地獄の刑罰はどれも凄かったです。言葉では理解し難い庶民にこれを見せ、正しい行いをするように諭したのでしょうね。後者は昔の寺の様子を描いており、右上にはちゃんと井戸もありました(驚)

次は珍皇寺のすぐ近くの六波羅蜜寺へ。
ここは空也上人が開祖で、本尊の十一面観音は国宝、本堂も重要文化財です。でも、ここは宝物館の方がメインです。教科書なんかにも載ってる口から6体(それぞれ南、無、阿、弥、陀、仏を表す)の阿弥陀仏を出す空也上人像や平清盛像(何れも重要文化財)、他にも色々見られました。
http://www.rokuhara.or.jp/cal/
その他今回特別公開されたのは、上人像の元になった絵です。像と同じポーズで、それより古いものなのでそういうことらしい。唯一違う所と言えば、絵の方は横3列の2段に阿弥陀仏が書かれたことくらいでしょうか。あと、杖として使ってた鹿の角もありました。中の仏像彫刻等は非常に良かったんですが、床の絨毯からすえた臭いがするのだけは勘弁して欲しいもんです(><)
本堂の前が狭いのでこんな写真しか撮れなかったです。
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どこか分からないので、一応名前の入ったのも撮影。
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近くにある幽霊子育飴の店です。六道珍皇寺の南向かいから移転して、六波羅蜜寺から北へ突き当たった丁字路にあります。定休日の時は東へ行った清水道(東大路松原)交差点北西角の電気屋でも売ってます。飴の言われは↓を参照。
http://kyoto.jr-central.co.jp/kyoto.nsf/spot/sp_minatoyakosodatehonso
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移転しても看板は古いままです。
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六波羅蜜寺の北側に西福寺という小さなお寺があるんですが、そこの地獄絵図(?)も見てみたいです。でも、お盆時期しか公開しないらしく、その時期は人出が多くなるからちゃんと見られるのだろうか。
http://rakutyuurakugai.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_94eb.html
この付近に轆轤町という地名があり、昔髑髏町だったがあまりにも露骨なので改名したらしい。それくらい骨がごろごろしてたんでしょうね。そこから轆轤にしたのも、この辺りが清水焼を焼いてるところが多かったからなのかな。

ここまで見たら昼を過ぎてたので少し遅い昼飯にしました。
近くの中華料理屋でおいらは定食を注文。158円追加で白飯を炒飯変えられるので、そうしたらなんとノーマルサイズでした。ちなみに炒飯単品は700円弱するのに。
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嫁はんは中華丼。
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ビールに合う餃子も注文。ここは機械で餃子を包んでました。3人で作業してたけど、機械で作る意味があるのだろうか。
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八坂通から八坂の塔を望む。観光ポスターなんかによく使われてます。
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人力車も走ってます。
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なんちゃって舞妓です。外国人は本物だと思ってるのか写真を撮りまくってました。
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二寧坂や産寧坂(二年坂、三年坂)なんかも散策しようと思ったが、時間がないのでまた次の機会に。

次は知恩院、ここは法然上人の草庵から始まった浄土宗の総本山です。
東大路通に面した門です。いつもは墓参りのため本堂のすぐ横まで車で行くので、ここから入るのは始めてだったりします。このすぐ北に鞄で有名な一澤帆布(兄弟の争いで一澤信三郎帆布とに分裂)もあります。
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国宝の三門(http://www.chion-in.or.jp/bunkazai/kenzobutsu/01.html)です。幅50m、高さ24m、屋根瓦約7万枚を誇る世界最大規模の木造門。特別公開ではこの楼上に上がれます。宝冠釈迦如来像を真ん中に、両側には十六羅漢像が幅いっぱいに並んでいました。柱や天井には極彩色の天女や龍の絵が。知恩院七不思議の一つの“白木の棺”(http://www.chion-in.or.jp/7hushigi/02.html)もここにありました。壁をよく見ると落書きがかなりあり、現在のと違って結構達筆です。明治とか書かれてたので、結構古いもののようです。古いので、当然墨で書いてあります。でも、極彩色の絵の上に書いちゃいかんだろう。
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門には華頂山と書かれています。正式名称は華頂山知恩教院大谷寺だそうです。これも今回始めて知りました。
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本堂へ続く男坂です。映画ラストサムライでトムクルーズがここを登っていくシーンがあります。
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次に見た経蔵(http://www.chion-in.or.jp/bunkazai/kenzobutsu/04.html)と勢至堂(http://www.chion-in.or.jp/bunkazai/kenzobutsu/10.html)は三門とはまた別料金です(ともに重要文化財)。経蔵は中に六角形の回転式書物庫があります。360(一面当たり60)の引き出しがあり、全部で5,969巻もの宋版大蔵(一切)経を収めています。一回転させれば全巻を読んだのと同じ功徳が得られるというマニ車みたいなもんですね。
勢至堂の写真です。法然上人が亡くなった元本堂で知恩院発祥の一番古い建物です。中には上人の本地身とされる勢至堂菩薩像が祭ってありその名前が付いています。法然上人の御廟所はここより一段高い所にあり、そこにある廟堂なんかはちょうど修復中で見られなかったのですが、その中に入ってる多宝塔が勢至堂に移されてました。普段は非公開で一目に触れるのは200年ぶりだそうです。この次は100年後だと言ってたので、もう生きてるうちには見られませんね。月命日の25日にはその扉も開けられ、中も見られたそうです。特別公開中、月命日は2回しかないから、見られた人はかなりラッキーですなぁ。
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勢至堂の裏にある千姫の墓。千姫は徳川家康の孫に当たる方です。
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亀の上に墓石が…うちの墓のある寺にも同じようなのがあります。
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寺の閉まる16時頃でしたが、一応本堂になる国宝の御影堂(http://www.chion-in.or.jp/bunkazai/kenzobutsu/02.html)にもお参りを。拝んでる間にどんどん扉が閉じられていきました。
軒下にある忘れ傘(http://www.chion-in.or.jp/7hushigi/03.html)です。
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見え難いのでアップの写真…と言いたいところですが、近くにあった写真を撮影w
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帰る時に境内を振り返るともう3人しか居なかったです。この時16時半、寺は大抵早く閉まるので京都観光の際にはお気を付けください。
今回の特別公開はどれも凄く良かったです。18日で終わりですが、週末にまた他のも見に行こうと思いました。昨日からは東山花灯路(http://www.hanatouro.jp/higashiyama/index.html)もやってるので、皆さん京都におこしやすぅ。ライトアップされたお寺や坂道もなかなかいいもんどすえw

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