今年も4月30日という日がやってきた。
1975年のこの日、「南ベトナム共和国」は事実上消滅した。
私はこの日に起きたことを実際に見て、
今は日本に住むベトナム人から直接聞いたことがある。
「あの日のことは死ぬまで絶対に忘れられないだろう」。
遠くを見つめて彼はそう言った。
だが、その時はまだそれから訪れる日々についてまったく想像できなかったのである。
太平洋戦争が終わって「一体全体これから日本はどうなってしまうんだろうか?」と
思いを巡らせたかつての日本人と同じ気持ちではなかったか?
日本人も一度国を失っているのだ。
太平洋戦争終結からサンフランシスコ条約締結までの間、
国際法上日本という独立国は存在しなかった。
自分の国が消滅するということは一体全体どういうことなのか?
経験のない私には想像ができない。
日本人は自分の国があることを当たり前だと思ってるが、
そうではないことをサイゴン陥落(南ベトナム消滅)から学ぶべきである。
ログインしてコメントを確認・投稿する