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2026年07月01日12:46

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日本語の変遷 2

「です・ます(簡潔・平等の言葉)」と「ございます(ゆとり・格調の言葉)」の境界線が曖昧になり、混ざり合うようになった背景には、時代を分ける「3つの大きな区切り(転換期)」があります。
徐々に進行した流れではありますが、日本語の歴史や社会の変化から見ると、以下の年が決定的な区切りとなっています。
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## 1. 【1945年・1946年】 身分制の廃止と「国語改革」
もっとも根底にある最大の区切りは、第二次世界大戦が終わった1945年(昭和20年)〜1946年です。

* 背景: 敗戦により、それまでの華族制度(身分制)が廃止されました。これに伴い、政府は「これからは民主主義の時代であり、言葉も平等であるべきだ」として国語改革を行いました。
* 影響: かつて上流階級の生活の場で使われていた「〜あそばせ」「〜なさいませ」といった言葉(山の手言葉・主婦言葉)が公の場から一退し、誰もが平等に使える「です・ます」が標準語の主役に据えられました。ここから、かつての「格式」の崩壊が始まります。 [1, 2]

## 2. 【1970年代後半】 高度経済成長の終わりと「マニュアル敬語」の誕生
おっしゃるような「混合」の直接的なルーツは、1970年代後半(昭和50年代)にあります。

* 背景: 高度経済成長を経て、地方から東京へ大量の人が移り住みました。これにより、伝統的な「山の手言葉」を日常的に話す家庭がほぼ消滅します。同時に、ファミリーレストランやコンビニエンスストアといった全国チェーンのサービス業が急成長しました。 [3]
* 影響: ゆとりのある家庭で育っていない若者たちが、アルバイトとして接客をする時代が到来します。そこで「誰でも失礼のない接客ができるように」と作られたのが接客マニュアルです。ここで「いらっしゃいませ」に加え、「こちらでよろしかったでしょうか」といった「マニュアル敬語」や、丁寧さをとにかく盛ろうとして「です」と「ございます」を不自然に混ぜる話し方の土台が作られました。

## 3. 【2007年】 国が認めた「敬語の多様化」
現代の私たちが最も強く「混合」を感じる決定的な区切りは、2007年(平成19年)です。

* 背景: 文化審議会が55年ぶりに敬語のルールを改定し、[『敬語の指針』](https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/keigo_tosin.pdf) を発表しました。それまでの「尊敬・謙譲・丁寧」の3分類から、5分類へと細分化された年です。 [4, 5]
* 影響: この指針の中で、ただの丁寧語だった「ございます」の一部が、「相手への敬意というよりは、自分の言葉遣いを上品に(格調高く)見せるための言葉(丁重語・美化語)」として再定義されました。 [5]
* これにより、「過剰に上品に見せたい心理」が社会全体に働き、本来は「です・ます」で済むフラットなビジネスシーンや日常会話にまで、「ございます」が過剰に混ざり込む流れ(例:お荷物の方、お預かりでございます)に拍車がかかりました。 [6]

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## 電球 結論として
伝統的な「ゆとりの場」の言葉が崩れたのは1945年。それが商業的なマニュアルとして一般化し始めたのが1970年代後半。そして、言葉の簡素化と過剰な装飾がゴチャ混ぜになり、公に定着したのが2007年と言えます。 [3, 5, 7]
まさに「ゆとり」が失われ、効率と「形だけの丁寧さ」を両立させようとした現代社会の縮図が、この言葉の混合に現れていると言えます。
この流れの中で、特に「このシチュエーションでの混合が気になる」といった、身近な具体例などはございますか?

[1] [https://ja.wikipedia.org](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E3%81%AE%E6%89%8B%E8%A8%80%E8%91%89)
[2] [https://novelcom.syosetu.com](https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1474429/)
[3] [https://www.tokyo-geo.or.jp](https://www.tokyo-geo.or.jp/technical_note/bv/No42/7.html)
[4] [https://www.bunka.go.jp](https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/keigo_tosin.pdf)
[5] [https://mmsrv.ninjal.ac.jp](https://mmsrv.ninjal.ac.jp/nihongo_bt/2007/doukou/tosyo/topic04/)
[6] [https://www.tomojuku.com](https://www.tomojuku.com/blog/polite/)
[7] [https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp](https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1238805682)

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