フランス、パリ。
女殺し屋〈ジー〉は、死に値する者しか始末しないというポリシーの持ち主である。マネージャーのフィンが持ってきた新たな仕事は、クラブのVIPルームで遊ぶチンピラたちの始末。ルームにいる者皆殺しという契約だったが、ジーはたまたま部屋に連れてこられた米国人歌手ジェンを見逃してしまう。彼女はジーの「仕事」の最中に頭を打って失明してしまっていた。とりあえず現場を離れたジーだが、ジェンも始末するのが依頼主の意向で…
国家警察刑事セイは、サウジのファフィーム王子が密輸したヘロインの行方を追っていた。バカな王子は空港で強盗団に襲われブツ3億ユーロぶんを丸ごと盗まれたらしい。後日、クラブでその強盗団らしき連中が皆殺しの死体で見つかった。セイは王子のスポンサーであるマフィア、ジュール・ゴベアの関与を疑い、入院中の目撃者ジェンを聴取しようと病院に向かう。そこには既にジーが潜入しており…
「ザ・キラー ジョン・ウー/暗殺者の挽歌」
俺にとってのウー映画最高傑作である「狼/男たちの挽歌最終章」のリメイク版。ナタリー・エマニュエル、オマール・シー、サム・ワーシントンが出演。
当然オリジナルを凌駕する作品ではないんだけど、見る価値はあった作品。殺し屋のキャラが女性に変更になったおかげでラブストーリー要素が消え、友情要素も希薄になっています。香港映画らしい熱気もなく、飛び交う銃弾の数も多分半分くらいかなぁ。そして格闘アクションとカーアクションが多いのはオリジナルと違うとこ。刑事側・殺し屋側のストーリーがスムーズにリンクしていく部分や気の利いたセリフ、クロスワード好きの設定などなかなか洒落ていて、ここは脚本ブライアン・ベルゲランドのセンスかもしれない。歌手が証人、舞台がパリというところで意識したのか、序盤クラブでのジーの衣装が「サムライ」のドロンっぽいとこも見逃せない。鳩、スローモーション、二丁拳銃はもちろん、病院バトルで「ハードボイルド」、バイクアクションで「MI2」を想起させて、セルフパロディ味もありました。気に入りましたよ。
ログインしてコメントを確認・投稿する