立て続けに3本、wowowで録っておいた、スリラー、ホラー系の映画を観た。
どれもネタバレを含んでいるので、これから観ようという方は読まない方がいいかも。
また、3本まとめて書くので長文です。
1本分ずつ分けて読むのもいいかも。
1本目は、「またヴィンセントは襲われる」というフランス映画。
ある日突然、目が合った者に襲われるようになってしまう主人公。
そのうち同じような境遇にあってる男と出会い、互いに連絡を取り合うようになる。
やがて1人の女性と出会い、惹かれ合うのだが、やはり彼女にも襲われてしまう。
やむ無く女性に手錠をし、行動を共にする。
そうこうする内に、そこら中で殺し合いが始まり、まさに殺伐としたカオスな世界に。
やがて主人公は襲われなくなるのだが、今度は自分が…。
原因が全く分からない、不条理もの。
そして、オチもない。
それでも2人は、目隠しと手錠をしながらも一緒に…。
誰とも接しず、孤独に生きるより、不自由ながらも一緒に生きる事を選んだ2人。
果たして、この2人の未来は…。
2本目は「動物界」という、これまたフランス映画。
こちらは、人間が動物に変化してしまう、という、これも原因が分からない不条理もの。
主人公の少年の母親は、動物化が発症し、病院に隔離されている。
父と10代の息子の生活。
やがて、少年にもその兆候が現れ、徐々に変化し始める。
苦悩する少年。
母親がいなくなり、森へと探しに行く。
森で出会った動物化した人達。
その中の1人、鳥人間と仲良くなる。
ここなら誰の目も気にする事なく、自然体でいられる。
自分の居場所はここかも知れない…。
そこへ、“人間”が、“獣狩り”に来る。
まだ顔に変化が現れていない少年は“捕獲”されずに済むのだが、うまく調書にサイン出来ずにバレてしまう。
父親が係官をつき飛ばし、息子を連れて逃走する。
そして…。
異形の者、差別…。
変化が現れ、苦悩する少年の姿と、妻に続き息子まで変化してしまったが、それを受け入れる父親の深い愛情…。
どちらも、ある日突然、日常が非日常へと変わってしまう話なのだが、根底にあるのは、“愛”、“絆”。
そして3本目は、「バーン・クルア 凶愛の家」と言う、珍しいタイ映画。
こちらは、最初、所謂呪術もののサスペンスホラー的な始まり方なのだが、過去の悲しい事故なども絡み、主人公の夫の怪しい行動と、あーやっぱり夫もか、と思いきや、そう単純な話でもなく、時間軸を前後して描く事で、真相に迫る。
夫は過去に、悲しい事故で幼い1人娘を失っており、その後再婚し、今また幼い娘が1人いる。
住んでた家を人に貸し、アパートに引っ越した主人公である妻と夫と娘。
娘には生まれつき、普通の人間には見えない者が見えると言う能力がある。
家を借りた親子(母と娘)らしき2人に不信感を抱く主人公。
やがて、怪しい呪術を行い、娘が狙われていると気づき、夫までもがその仲間であると分かる。
更に、娘までもが取り込まれてしまっている。
何としても娘を守らなければ、と奔走するのだが…。
夫は、かつて亡くした娘の魂を、今の娘に入れ、一つの体で、2人の娘を共存させられると信じ込まされ、利用されていただけだった。
実際は、呪術によって、50年前に亡くなった魂と、生まれつき能力のある娘の魂を入れ替えようとする策略に乗せられ、騙されていたのだ。
夫は奮闘むなしく殺されてしまう。
娘の魂を入れ替えられてしまいそうになったその瞬間、天井が崩れ落ち、皆下敷きに。
が、娘だけは起き上がり、下敷きになり動けない、呪術を行なっていた2人に対して…。
結局、主人公である妻と、その娘だけが生き残ったのだが、娘は…。
でも、ラストは決して暗い結末ではない。
この作品の根底にあるのもやはり、子に対する親の愛、とその絆。
単なるホラー映画ではない。
3本とも面白かった。
共通してあるのは“愛”、絆。
そして、やはり脚本がよく書けている、と思ったのです。
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