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2024年03月16日08:53

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札幌高裁の判決

 あなたが見ているものは世界の一部でしかない。そう教えてくれる小さな本がベストセラーになったのは、2002年だ。池田香代子再話、C・ダグラス・ラミス対訳『世界がもし100人の村だったら』である▼村には、52人の女性と48人の男性が住む。20人は栄養が足りず、14人は文字が読めない。一方、6人で富の6割を占め、1人だけが大学で学んでいる。20年がたって、地球の人口も63億から80億にふくらんだ。最新のデータにもとづいた数字で見つめ直す必要はあるだろう▼池田さんも、内容を省みたことがあるという。でも少し違った視点だ。100人を「異性愛者」と「同性愛者」に分け、その割合に触れたくだりについて、自身の講演会で若者に問われた。「バイセクシュアルの私は、この村にいないのでしょうか」▼性自認や性的指向が多様であることへの社会の認識は、当時と比べれば進んだ。しかし立法府は足踏みしたままで、同性婚は認められていない。憲法違反だ、と札幌高裁はきのう、きわめて明確に言い切った▼判決は、「人としての営み」に支障が生じていると同性愛者に思いを寄せ、対策を急ぐよう促した。これは「個人の尊厳」の問題である、と。暗かった道に曙光(しょこう)がきざす▼原告が願うのは、「村」に住む一人として平等に扱ってほしいということだろう。動くべきは国会である。電通の調査によれば、国内でのLGBTなどの性的少数者は、10人に1人。左ききの人とほぼ同じ割合だという。
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久しぶりに日記を書く。

上記は、昨日の朝日新聞に掲載された天声人語の「同性婚めぐる違憲判決」の全文である。

昨日、札幌高裁で同性婚を認めない憲法、民法にある婚姻に関する条文はすべて憲法違反であるという画期的な判決が出た。

�犧О�は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。�瓩板蠅瓩詁�本国憲法第24条第1項にある�猯樟��瓩箸蓮�憲法学者の木村草太さんによれば、�狠暴��瓩箸いΠ嫐�ではなく、�狹�人二人�瓩箸いΠ嫐�だと言われる。

日本国憲法が制定された経緯において戦前の結婚が本人同士の意思よりは家同士の思惑によってなされてきたことに反論するために、�猯樟�の合意のみ�瓩砲茲辰得�立するものだという書き方になったのだと言われている。

つまり現行憲法は決して同性婚を認めていないことはないのだ。どうもこのことを誰も考えようとはしていない。憲法改正がどうこう言う前に、現行憲法がどのような背景や経緯をもって制定されたのかということを考えるべきではないのか。

わたしは、そのことを一番に思うのだ。

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