学生おらず閉鎖、「山腹に描かれた白い水平線」と呼ばれるキャンパスどうなる
2021/12/26 11:11
約30年前に兵庫県宝塚市の丘陵地に開学した宝塚大(旧・宝塚造形芸術大)の宝塚キャンパスが実質的に閉鎖された形になっている。学部の廃止で2年前に学生の姿が見られなくなり、法人本部も今年4月に移転。学舎は「山腹に描かれた白い水平線」と呼ばれるランドマークで、キャンパスは地元に開放され、交流を深める場になってきただけに、今後の活用策が注目を集める。(高部真一)
宝塚市花屋敷つつじガ丘で1987年に宝塚造形芸術大が開学した。造形やデザイン関連の学部を設置し、漫画家の松本零士さんや映画監督の崔洋一さんを教授として迎えるなど話題になった。2010年に大阪・梅田に看護学部を新設し、名称を宝塚大に変更。東京・新宿のビルもキャンパスとしている。
住宅街に位置する宝塚キャンパスは広さ約2ヘクタール。学舎はフランスの建築家による水平と垂直の線を生かした設計でカラフルにペイントされている。中央のマルチメディアタワー(8階建て、高さ約30メートル)は正三角柱で、周囲の緑に溶け込み、宝塚市や川西市の市街地からも見ることができる。
大学は地元密着を重視、キャンパスを住民団体の祭りの会場として提供したり、子ども向けの昆虫観察会が開かれたりし、交流の場になってきた。
しかし、定員割れが続くなどし、16年度から造形芸術学部の学生募集を停止した結果、学生がいなくなり、今年4月には残っていた法人本部の事務局が大阪市内に移転した。
地元では「大学とはいい関係を築き、お世話になった。今後も施設を利用させてほしい」との声も強い。大学法人本部は「宝塚は発祥の地でもあり、大学の名称にも取り入れており、大事な場所」と強調するが、今後の活用について「現段階では検討中としか言えない」としている。
市中心部の武庫川中州にある「生」の石積みのオブジェの制作者として知られる現代美術家、大野良平さん(62)は大学の彫刻コースの第1期生。「見晴らしのいい場所で、創作活動に集中したのはいい思い出です。廃虚のようになってしまっているのは、もったいない。建築としても価値があり、いい活用策が見つかれば」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211222-OYT1T50325/
建てても活用出来ず、廃墟になった地方の箱モノと同じ運命を辿るのは不本意だけど、残しておいても金の垂れ流しです^^;
これからも、廃校となるF大学がどんどん増えていきます。
ログインしてコメントを確認・投稿する