mixiユーザー(id:33240433)

2021年10月10日09:54

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趣味の話、10年前に設計した自転車のその後。

10年ほど前に、自転車を設計したのです。
できれば販売するつもりでしたが、資金面で難しく、残念ながら撤退。当時の試作機が現在の愛車となっています。

主流ではないものの、タイヤが小さな小径車で、素材はチタン。サイズや安定性などかなり拘りました。現在は高級自転車はカーボンが主流ですが、アルミと並んで耐用年数が短いのがネック。一般的なスチールだと、手入れをしない一般ユーザーの行動を考えると一生ものとは言えなさそうでした。実際、上京して会社の近くに自宅を構えると、自転車に乗る機会は一気に激減してしまい、3年ほど放置に近い形になりましたが、最近引っ張り出してみるとフレームは全く腐食も損傷もなく、錆びたパーツを交換するだけで昔のような走りを取り戻したのです。スチールだった場合、塗装の傷や部品取り付けの開口部から錆が進行していたかと思います。

当時、高性能を追求するのはもちろん(特に小径車のネックである前輪の安定性については、徹夜で数式を書きました・・・)、長期間の使用を考慮して規格を選択しました。例えば、1970年ごろの(ロード系)スポーツ自転車の後輪は幅126mmの回転部を使用していますが、1980年台中盤から130mmが標準となり、現在は135mm。さらに固定方法も数度変遷しています。こうした規格の変更はフレームを一気に過去の遺物にしてしまうことがあるのです。・・・が。

・ハンドルの回転部(ヘッドパーツ)アヘッド→インテグラル
・シートポストのサイズと形状 27.2mm→エアロ形状(フレーム一体式)
・チェーンやギヤなどのトランスミッション 10速→11〜12速、しかも電動
・ブレーキの仕様 機械式キャリパー→油圧ディスク
・車輪の軸のサイズと固定方法 130mmクイック→135mmスルーアクスル

恐ろしいことに、当時「ごく最先端ではないけれど、レースで見かける自転車としては上位かつ一般的」な仕様の設計をした部分が、「全て」10年で過去の遺物化していました。いやー、、十年一昔ですね、ほんと。

自転車に限らず、ほとんどのものはシステムとして運用されます。例えば靴の場合、クリームによるお手入れや靴底の交換、シューキーパーによる型崩れ防止、雨の日の代替の靴・・・など、全てを含めて靴システムであり、どれかが欠けただけで(単品としては使用はできても)長期間の安定運用はできないわけです。今回の自転車の件で、以前から薄々感じていた「一生物」の危うさを実感してしまいました。システムで考えないと、その物のさらに部品単体での寿命が来た瞬間がシステム全体の寿命となってしまうわけです。


さて、自転車ですが。色々考えた結果、当時の「カリカリ仕様」から方向転換し、モダンレトロの方向性に切り替えて整備しようかと思います。現在の視点でも10速なら十分以上に高性能ですし、廉価グレードが主流になるとはいえパーツ供給がすぐに途絶えるわけでもなさそうです。

本当は写真でも掲載した方が読んでいただいた方にはわかりやすいのだと思いますけどね。

あ、塗装を依頼したときの塗装屋さんの記録が残っているので掲載しておきます。こういう外部記憶はありがたいですね。

https://www.pro-fit.ne.jp/alleglo.htm











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