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2021年01月24日01:28

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心豊かな楽しい老後に備える その29(の続き)

前回の続き。
 

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KENWOOD の “KP-1100” に「なんちゃって SPU」な “SV-15” を装着。
“Left Alone” で試聴したのだけれど…? 
おかしい…。
何かが根本的におかしい。
やっぱり私の「嫌な予感…」は的中だったのか? 
 

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左側が私の “SPU” で、右側がお店から拝借した “SV-15” である。
どちらの Shell もいつ頃のものなのかは不明。
私の Shell なんざ “mono” とあるけれど、中身は Stereo Pick Up の “SPU” である。
 

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お尻を見比べると…? 
左側が私の “SPU” で、右側がお店から拝借した “SV-15” なのだけれど「こんなにも違うの?」だった。
良い悪いは別にして、たったこれだけの違いだけでも音は大きく変わってしまうのが Audio の常。
 

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それどころではない。
同じ Pick Up に同じ Shell の組み合わせでも、この(青・白・緑・赤の)Lead Cable を替えたらば驚く程に、いや、怖いくらいに音は変わる。
このたった 30mm 程の長さであろうと4本で10万円以上もする Lead Cable がこの世には存在するのだから Lead Cable を甘く見てはならないのだよ。
線材の材質(金属)の違い、線材の表面処理、絶縁被覆の材質、線材が硬いのか柔らかいのかだけでも、その音質は大きく左右されてしまう。
だから Lead Cable 選びも重要。
“SPU” で私の好みに合わせるとあらば「柔らかい線材の Lead Cable が良いのでは…」でこれを選んだのだけれど、この組み合わせに「今のところ不満は無い」という私である。
 

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一方で、これはどうなんだろ? 
硬い単線。
しかも Coil Spring のような裸線と来た。
気になるのが Coil 状という、それ! 
Coil とあらば、そのまんま Inductance 成分ではないか。
つまりは周波数が上がれば上がっただけ抵抗になってしまい、まるで「右肩下がりの f 特性」のように聴こえた原因は「やっぱり、これだったのかよ?」に思えてしまう。
Spring のような形状だから振動にも弱いであろうと簡単に想像してしまう。
でもこれだけであの異様な音になってしまったのかは「ん〜、どうなんだろ?」であり、もちろん他の要因も考えられるのだけれど…。
あぁ〜。
これとは違う Lead Cable で試してみたい。
気になる。
凄く気になるけれど、この “SV-15” は借り物なのでこれ以上の深追いは諦めることにした。
 

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KENWOOD の “KP-1100” に「なんちゃって」でも ortofon の “SPU” を…、という浅はかな試みはとりあえず、ここまで。
あくまでも今回の試みが「とりあえず…」であって、この思惑はもうしばらく抱き続けるであろう。
私の手持ちは中古品の “SPU-G” なのだけれど、そろそろ「新品も欲しいぞ!」という願望もある。
けれども今や “SPU” という名の現行 Model は「こんなに有るの?」という驚きの品揃え。
その中から私にぴったりの “SPU” はさて、どれなのよ? 
針交換も課題である。
MM Type であれば Maker 指定の交換針を購入し、自分で交換できる。
しかし “SPU” は MC Type なので自分で針交換するのは不可能。
針交換とあらば ortofon が用意した代替品に交換する、若しくは ortofon へ送付して針交換を依頼するしかない。
いずれも MM Type のような「交換針の価格」という手軽さでは無くて「それなりの出費」を覚悟する必要がある。
本体価格が高ければ当然に針交換の費用も高額! 
だから、自分の身の丈に合った “SPU” を選ばないと…? 
心豊かな楽しい老後を迎える為にも、この品定めは必須の課題のように思う。
 

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写真は ortofon Japan の H.P. から拝借したもの。
現代の “SPU” Series で最高峰に君臨するのが、これ! 
世界限定250個の “The SPU Century” と称するこれのお値段は税別 ¥595,000 なり。
ortofon 創立100周年だから Century を名乗る最高級 Model である。
その主な Spec は…
 出力電圧:0.2mV
 Impedance:2Ω
 重量:32g
 針圧:3.0〜5.0g(適正 4.0g)
 Cantilever 素材:Al 
…といったところ。
何から何もがこの “The SPU Century” に専用設計で、贅沢な高級素材の数々なのは言うまでもない。
針交換は Denmark の本社工場での修理となり、その費用は税別 ¥351,000 とのこと。
針交換だけで「35万円」もする !? 
あぁ〜、ため息…。
 

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写真は同じく ortofon Japan の H.P. から拝借したもの。
SPU の Royal Series で “SPU Royal G MK�供� というこれも高級品で、お値段は税別 ¥232,000 なり。
その主な Spec は…
 出力電圧:0.2mV
 Impedance:7Ω
 重量:30g
 針圧:2,5〜3.5g(適正 3.0g)
 Cantilever 素材:Al 
…といったところ。
なんと Magnet は Alnico と来たもんだ。
他にも高級素材のあれこれ…。
けれども、上述の Spec からして通常の “SPU” Series とは毛色が違う感じ? 
出て来る音も私が望むそれとは路線が異なる雰囲気が強い。
なので Royal Series にはいまひとつ興味が湧かない、というより高くて手を出せない。
針交換は ortofon Japan での修理となり、その費用は税別 ¥139,000 とのこと。
針交換だけで「14万円」もするとあらば、私の経済力じゃ〜怖くて日常使いなんぞ出来ないぞよ。
 

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写真は同じく ortofon Japan の H.P. から拝借したもの。
Neodymium Magnet を採用した “SPU Meister Silver MK�供� で、お値段は税別 ¥205,000 なり。
その主な Spec は…
 出力電圧:0.3mV
 Impedance:3Ω
 重量:30g
 針圧:3.0〜5.0g(適正 4.0g)
 Cantilever 素材:Al 
…で、普通の “SPU” の最高級 Model といった雰囲気。
いかんせん “Meister” という凄い名称。
この “Meister” こそ “SPU” Series で初めて Neodymium Magnet を採用とのこと。
Coil には 7N の高純度 OFC 線を採用という贅沢ぶり。
で、更に “Meister Silver” では Coil に 6N の純銀線を採用と来たもんだ。
更にこの “MK�供� で超高純銀線を採用。
ん〜、素晴らしい。
針交換は ortofon Japan での修理となり、その費用は税別 ¥123,000 とのこと。
素晴らしい〜んだけれど、針交換だけで「12万円」もするこれも私には無理! 
 

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写真は同じく ortofon Japan の H.P. から拝借したもの。
高級な Neodymium Magnet を採用した “SPU Synergy” で、お値段は税別 ¥196,000 なり。
その主な Spec は…
 出力電圧:0.5mV
 Impedance:2Ω
 重量:30g
 針圧:3.0〜4.0g(適正 3.5g)
 Cantilever 素材:Al 
…といったところ。
Original の 内部 Impedance はそのままで出力電圧は “SPU” Series で最強! 
だから「力強い Sound に定評あり!」とのこと。
ん〜、これもイイ感じ? 
針交換は ortofon Japan での修理となり、その費用は税別 ¥116,000 とのこと。
イイ感じだけれども、針交換だけでおよそ「12万円」もするこれも無理な感じ…。
 

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写真は同じく ortofon Japan の H.P. から拝借したもの。
Shell の一部に木材を使った世界限定500個という “SPU Ethos” で、お値段は税別 ¥120,000 なり。
その主な Spec は…
 出力電圧:0.3mV
 Impedance:3.5Ω
 重量:32g
 針圧:3.0〜5.0g(適正 4.0g)
 Cantilever 素材:Al 
…といったところ。
ortofon Japan の H.P. では針交換の費用が明記されていないのは何故? 
数量限定品だから針交換は Denmark の本社工場での修理なのだろうか? 
そう考えると、不明な針交換の費用が怖いぞよ。
 

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写真は同じく ortofon Japan の H.P. から拝借したもの。
これぞ現代の SPU の Standard であろうの “SPU Classic G MK�供� で、お値段は税別 ¥92,000 なり。
その主な Spec は…
 出力電圧:0.2mV
 Impedance:2Ω
 重量:30g
 針圧:3.0〜5.0g(適正 4.0g)
 Cantilever 素材:Al 
…といった具合で、これぞ昔ながらの “SPU A” の復刻版である。
いや、正確には ’80年代に発売された “SPU G” の復刻に相当する。
MC Pick Up Cartridge の原点である “SPU A” を忠実に復刻させたのが ’80年代の “SPU G” であり、私の手持ちもこれなのだ。
’80年代だった “SPU G” のお値段は ¥48,000 だったけれど…? 
あれからおよそ40年後、その復刻版であるこれのお値段はおよそ2倍にも…。
ん〜、これも物価の反映なのか。
針交換は ortofon Japan での修理となり、その費用は税別 ¥59,000 とのこと。
ん〜〜〜。
これですら「おい、それっ!」とは行かない私の懐事情が悲しいぞよ。
あぁ〜、もっと気軽に “SPU” を楽しみたい。
そう思っていたところへ…? 
嬉しいのが現れたのだよ。
 

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写真は同じく ortofon Japan の H.P. から拝借したもの。
イイね、イイねぇ〜。
この21世紀に、あの「’80年代な価格」という “SPU” が現れたのだから嬉しいではないか。
その名も “SPU ♯1S” で、お値段は税別 ¥58,000 なり。
その主な Spec は…
 出力電圧:0.18mV
 Impedance:2Ω
 重量:30g
 針圧:3.0〜5.0g(適正 4.0g)
 Cantilever 素材:Al 
…といった具合で、私の “SPU G” とほぼ同じ雰囲気なのも嬉しい。
その “♯1” と書いて “Number 1” と読む低価格な Entry Model であろうとも、伝統的に「丸針の “S”」か「楕円針の “E”」かをも選べるのだから更に嬉しい。
針交換は ortofon Japan での修理となり、その費用は税別 ¥34,800 とのこと。
ん〜〜〜。
イイね、イイねぇ〜。
これならば手を出せるぞ。
因みに楕円針の “SPU ♯1E” は税別 ¥69,000 で、針交換の費用は税別 ¥41,400 とのこと。
いやはや、私には嬉しい Entry Model の登場である。
このお値段だったらば、丸針の “SPU ♯1S” と楕円針の “SPU ♯1E” とを気分や雰囲気で選べちゃう、というお楽しみも視野に入って来るではないか? 
丸針と楕円針とでは全く音(の嗜好)が違うからね。
その違いを手軽に楽しめるとあらば…? 
イイね、イイねぇ〜。
 
若い頃は「古臭い丸針を選ぶなんて、絶対に有り得ない!」の私だったのに…? 
今では “SPU” こそ「丸針の方が味わい深い」とまで感じるようになってしまったのだから自分でも驚いている。
歳をとるとは、こういう事なのか…? 
その想いはちょいと複雑だけれども、Audio でもやたらに尖っていた若い頃からすれば、今は私も随分と丸くなったものだ。
“SPU” Series を生物で例えたらば、それは「生きた化石」のような存在? 
21世紀の今も「古臭い構造」のまんまで存在し続ける、この圧倒的な存在感の “SPU” が素晴らしいではないか。
そんな最新の “SPU” からの音こそ温故知新! …だろ? 
最新の “SPU” も加え、生涯、死ぬまで AD で音楽を楽しめるとあらば幸せだよ。
更には…? 
これを KENWOOD の “KP-1100” でも使えるように改造しちゃう !? 
既にその Idea がいくつも浮かんでいるのである。
イイね、イイねぇ〜。
これだから Analog Audio ってぇ〜のは楽しい。
老いても生涯で楽しめる「お遊び」こそ Analog Audio なのだよ。
心豊かな楽しい老後に備える為にも、日々の労働はしっかりと働く。
頑張って働いたらば、Full Power で遊ぶ! 
今回は「丸針」と「楕円針」の二刀流を目指す! …という明確な目標も出来た。
そう! 
目標ってぇ〜のも明確でねぇ〜と、なっ! 
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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